高年齢者雇用開発コンテストを知っていますか?~高齢化社会で働くヒント~

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定年60歳で会社務めはおしまい!という時代は過ぎ、定年後も再雇用でバリバリ働く方、まったく異なる業種で短い勤務時間でも働く方など、現在は精力的に働く60歳以上の方が増えていますね。
企業としても、全くの新人を雇うより業務内容を熟知している人材を雇うことはメリットになります。
しかし、やはり働き盛りの世代と同じようには身体もついてこないし、体力の回復も遅く、ケガもしやすくなります。
どうしたら安全に働けるのか…。
他社はどのような取り組みをしているのか…。
そのヒント、「高年齢者雇用開発コンテスト」で見つけてみませんか?

「高年齢者雇用開発コンテスト」とは?

「高年齢者雇用開発コンテスト」は、厚生労働省と独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構とが共催し、毎年行われているものです。
コンテストの目的は高年齢者雇用の重要性について、国民や企業などの理解の促進と、高年齢者に意欲と能力がある限り働き続けられる職場づくりに関するアイデアの普及であり、2019年度も、高年齢者がその能力、経験を十分に活かし、いきいきと働くことができるよう取り組んでいる企業の事例が101編も寄せられました。
その中から、「厚生労働大臣表彰最優秀賞」1社、同優秀賞3社、特別賞2社をはじめとする計30社が入賞しました。

入賞企業の取り組み事例紹介

医療法人社団五色会(香川県坂出市)

創業:昭和53年
業種:病院[医療業]
従業員数:454名のうち60歳以上57名(12.6%)

表彰のポイントは、定年後の継続雇用後も賃金水準が維持される短時間正職員制度の導入や、個々に合わせた柔軟な配置転換を行っている点です。
また、定期的に個別ミーティングの時間を設けて業務内容の把握に務めたり、若い職員とペアを組むことによって高齢職員の体力の負担軽減を図り、若い職員には技術を伝える機会を与えるという好循環が生まれるよう配慮している点も評価されました。

松川電氣株式会社(静岡県浜松市)

創業:昭和42年
業種:電気・通信設備工事業[設備工事業]
従業員数:49名のうち60歳以上6名(12.2%)

高齢者本人の希望に応じてフルタイム勤務や短時間勤務を選択でき、これまでと同様の人事評価・処遇制度によって賃金水準を維持しています。
また、技能強化のための研修会をレベル毎に開催しており、年を重ねても意欲的に技術の習得に励むことのできる環境が整っているのも特徴です。
さらに、40歳以上の従業員には配偶者も含め、毎年人間ドックを会社負担により受診させている。これは身体の健康、経済の健康、心の健康という「3つの健康」を重視した経営理念に基づくものであり、表彰のポイントとなりました。

あなたの企業の取り組みは?

コンテストには上記のほかにも企業の取り組み事例が寄せられました。
すべてを真似することは難しくても、一部を取り入れることはそんなにハードルが高いことではないと思います。
企業にとって長年の経験をもつ高年齢者はとても貴重な戦力となります。
高年齢者も若い世代が融合し、気持ちよく支えあう職場を目指していきましょう。

<参考>
・ 厚生労働省「令和元年度「高年齢者雇用開発コンテスト」の入賞企業が決定しました」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06682.html
・ 厚生労働省「令和元年度高年齢者雇用開発コンテスト厚生労働大臣表彰受賞企業事例概要」https://www.mhlw.go.jp/content/11703000/000546373.pdf

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坂田 ひとみ

坂田 ひとみ株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

大学では臨床心理学を専攻し、メンタル不調に陥る前にできることはないのか疑問に感じました。働く世代のメンタルに興味をもつ中で「産業保健」という分野のドクタートラストを知り入社。医療職でなくとも働く世代を支えることができる仕事にやりがいを感じ、日々業務に励んでいます。

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