犯人探しやめませんか?

「長時間労働を解消できない」
「離職率が高くて困っている」
「メンタル不調者が多い」

このような悩みを企業の方とお話しているとよく耳にします。
すべて、働き方に直結するような問題ですよね。
対策を講じようとしているのに、これらの問題が一向に解決しない企業には一つの共通点があるように思います。
これらのさまざまな問題について、対策会議を開くこともあると思います。
もしかしてその中で「犯人探し」をしてはいませんか?

犯人探し、やめませんか?

数ある問題を解決するべく、会議を開くということは日常的に行われていると思います。
たとえば、離職率が高いことを問題視して、それについての会議をすると仮定します。
さて、その場合どのようなテーマで会議をしますか?
おそらく「なぜ、離職率が高いのか?」を議題に上げ、話し合いますよね。
このお題で会議を進めた結果、得られることはなにかというと以下のような会社への批判や不満が明るみにでるだけなのです。

・ 仕事がキツイから
・ 会社の売り上げが悪いから
・ 会社の雰囲気が悪いから
・ 給料が安いから

これらは、離職率が高いことの「犯人」を列挙しているだけ…具体的な解決方法とは言いづらいように思います。

テーマを工夫しましょう

同じ問題を議論するにしても、テーマを工夫することによってガラッと違った内容になります。
たとえば、「従業員にとって最高に魅力的な企業にするためには?」とすれば、とても前向きな内容になると思います。
魅力的な企業に生まれ変われば、自ずと離職率は下がりますよね!
前向きなテーマにすることで、会議に出席した委員からも前向きな意見が出てくることが予想されます。

働き方改革は、無理なく継続できる施策を!

働き方改革を実行しようと翻弄されている企業様も多いと思います。
さまざまな意見や案が出てくると思いますが、働き方改革で重要なことは継続できることが重要だと思います。
付け焼き刃で対策をしても、それは一時的なことになってしまい、逆に従業員のモチベーションダウンになってしまいかねません。
私の知っている企業での取り組みを一部紹介させていただきます。

・ 毎朝あいさつ運動
・ 雑談推奨運動

隣のデスクの人の趣味すらわからないような職場だったそうですが、1年続けた結果、部内のコミュニケーションがスムーズになったことが体感できたそうです。
さらに、トラブルが起こったとしても、チームで解決に向かうことができ、重大事案になる前に解決できるようになったとのこと。
副作用として、メンタル不調者も減り、離職率も下がったようです。

働き方改革に悩んでる企業は多いと思いますが、身近なところにヒントがあるかもしれませんよ。

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