労働基準監督署からの指導を無視したらどうなるのか?

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先日、実際にとある企業よりお問合せをいただきました。

Q.  労働基準監督署からの指導を前々から受けているのだけど、このまま無視を続けたらやっぱりまずいんですか?

A.  無視し続ければ、書類送検が行われ、検察により起訴、最終的に「懲役や罰金」という処罰が待っています!

労働基準監督署の調査

その事業所に労働関係法の違反行為があった場合は、労働基準監督官より、「是正勧告書」あるいは「指導票」という行政指導の文書が交付されます。

「是正勧告書」は、違反状態の是正を促すものです。
「指導票」は、放置しておくと違法状態となる、あるいは改善する必要があると判断される場合に交付されます。
いずれも、是正、改善の期日が定められ、会社が労働基準監督署に報告する必要があります。

指導を無視するとどうなる?

これらの指導を無視することは、違法な状態を続けることになり、違反行為に関しては、罰則も定められています。
労働基準監督署からの指導を受けた場合は、その結果を真摯に受け止め、改善に向け、しっかりと対応を取ることが必要でしょう。

罰則一覧

・ 10年以下の懲役、または300万円以下の罰金
労働者の意思に反する強制労働 (労働基準法第5条)

・ 6ヶ月以下の懲役、または50万円以下の罰金
安全衛生教育実施違反 (第59条第3項)
病者の就業禁止違反 (第68条)
健康診断等に関する秘密漏洩 (第104条または第108条の2第4項)

・ 50万円以下の罰金
衛生管理者の未選任 (第12条第1項)
産業医の未選任 (第13条第1項)
衛生委員会の未設置 (第18条第1項)
労働災害防止措置違反 (第30条の2第1項もしくは第4項)
安全衛生教育実施違反 (第59条第1項)
健康診断の実施違反 (第66条)
健康診断結果の未記録 (第66条の3)
健康診断結果の非通知 (第66条の6)
法令周知 (第101条第1項)
書類保存実施違反 (第103条第1項)
書類の未保存、虚偽の記載 (第103条第3項)

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宮城 隆史

宮城 隆史株式会社ドクタートラスト 産業保健部

投稿者プロフィール

健康な社員を増やすことが企業の元気につながると信じ、為になる情報を皆さんにお伝えしたいと思います。

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