ダイエット先生がこっそり伝授! 続けるためのコツ2つ

こんにちは。
保健師の菊池です。
2018年12月から産業保健新聞で始まった連載「野田なつ子のダイエット日誌」には、保健師K(ダイエット先生)が登場しています。

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本当にこんな人、存在するの? と思われたかたもいるかもしれませんが、ダイエット先生とは私のことです。
ダイエットの具体的な内容は野田さんが引き続きご説明していきます。
そこで今回はダイエットのコツについて、すでにダイエットに成功した私がご紹介します。

そもそもなぜ太ったのか

私が太った理由…答えは、生活習慣です。
幼少期の頃から母が製菓に携わる企業に勤務しており、見本のお菓子が家に常備されていました。
つまり、お菓子がいつでも食べられる状態にあったということです。
また、家業として飲食店を営んでいたため、食事を残すという行為に対し、非常にシビアな環境で育っていました。
そんなわけで、家では出されたものを出されただけおいしく食べるという生活を送り続けていました。
高校を卒業する頃が一番体重が重かったことは今でも覚えています。

実家を離れて気付いたこと

長年このような環境下での生活を当たり前としていましたが、大学入学後に一人暮らしを始め、自分のライフスタイルが確立するようになると、食事量が減り、それに伴って5キロ減量しました。
実家での生活を今振り返ると、やはり食生活に関しては健康的ではなかったと感じます。

これだけは知っておいてほしい、ダイエットのコツ2つ

理想とする人の真似をすること

その後、身体づくりを仕事としている女性と親しくなり、一緒にダイエットをするようになりました。
そこで私が実践したのは、彼女と同じような生活を送ってみるというものです。
まず、予定がなくとも、朝は必ず一定の時間に起床するようにしました。
これにより、生活時間が大きく増えました。
また、朝のことを考えて、夜は早く寝るようになったこともあって、遅い時間に仕事が終わっても夜食はとらないようになりました。
このようなことから活動量は増え、食事のタイミングも健康的になっていき、結果的には毎月のように体重が減っていきました。
自分自身で1から考えて実践することは非常にハードルが高く感じますが、上手くいっている人が実践していることを真似することは比較的簡単で、ハードルが低いでしょう。

誰かと共有すること

がんばった時や疲れた時に、ご褒美に暴食…と不摂生をしたくなる人は多いと思います。

ストレスを感じるとストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが多く分泌されます。
コルチゾールの分泌は幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンやセロトニンの分泌を抑制してしまいます。

幸せホルモンは多幸感をもたらし、疲労やストレスを低減します。
そして食欲をも減少させる効果があります。

つまり、ドカ食いを防ぐためには、「幸せホルモンの分泌」が鍵になります。
これを食事に当てはめるなら、気のおけない友人と好きなものを食べにいく、食事の際に綺麗に盛り付けて(量は少なめ!)SNSでダイエット仲間と共有するなど…。
誰かと一緒に取り組むことは満足感も高めますし、仲間意識も芽生え、相乗効果が発揮されます。
こうしたグループダイナミクスを活かすことで、一人では耐え難い減量や食生活のコントロールのハードルもどんどん下がってきて、継続した体重管理ができるように習慣化されていくのです。

気づけば15キロ以上減量し、健康診断では肥満群から脱却することができ、ダイエット先生の称号まで得てしまいました!
次回の野田さんと菊池のダイエットコラムシリーズも楽しみにしてもらえると嬉しいです。

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