職場の雰囲気づくり ~若者に選ばれる会社になるために~

就職活動や転職活動をしている方に会社を選んだ理由を聞くと、「社風に共感したから」「最後は人で決めた」といった返事が返ってくることはよくあります。
皆、さまざまな想いをもって就職・転職活動を行っているはずです。
それゆえ企業を選ぶ目線も多岐に及びます。
改めて「選ばれる企業」とは、何なのでしょうか。

就活生の約半数が「雰囲気」が一番大事だと回答

「19卒 みん就フォーラム 参加者アンケート」によると、企業を選ぶ際の軸(上位2つ)について、「社風がよいこと」と答えた学生は37%で1位となりました。
これは「やりたい仕事ができる」28%、「働きがいがある」20%をおさえての結果となります。
さらに「入社したい企業を選ぶ最も重要なポイント」では社風は46%と圧倒的1位の結果となりました。
では”社風がよい”とは何でしょうか。

「雰囲気」がよい、と感じてもらえるかがポイント

社風とは、いわゆる「会社の雰囲気・風潮」です。

・挨拶が交わされている
・助け合いの精神がある
・残業をさせない
・会話が多い
・上下関係にこだわらず、意見を言い合える
・仕事に集中できる環境

など、さまざまあるかと思いますが、やはり一番大事なのは挨拶や助け合いではないかと私は思います。
雑談がないような職場でも「おはようございます」「お疲れさまです」といった最低限のコミュニケーションである挨拶があるだけで活気がある職場であるように感じられるかと思います。
また、助け合いの精神がある職場であれば「ありがとうございます」と感謝の言葉が頻回に飛び交い、自然と信頼関係が生まれてくるでしょう。

雰囲気改善の取り組み

各企業により課題となる部分は異なると思いますが、簡単に取り組めることを挙げてみたいと思います。
こちらは実際に企業のご担当者様から伺った話も含まれています。
・挨拶活性化委員会の立ち上げ
・毎朝朝礼を行い、全員と挨拶を交わす
・部署間の囲い(物理的なもの)をなくす
・会社食堂の積極的な利用の促し
現在働き方改革などにより、企業独自の取り組みをしているお話を多く伺います。
もちろん、上記のような委員会を設置したからといって、すぐに改善できる企業は少ないでしょう。
各個人に必要性を伝え、社員皆で改善に向かうことができるよう、課題を設けてみるとよいかもしれません。

多くの人材確保へ

改善をして、雰囲気が良いと感じられた職場では人が集まりやすくなってきます。
そうすると自然と優秀な人材の確保につながります。

切磋琢磨しあえる環境が、会社としても成長につながるのではないかと思います。

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