働いて実感した、保育士の現状

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今は言わずと知れた、少子化の時代。
保育園に入園できない待機児童も多く、社会問題となっています。

2016年8月の厚生労働省の発表では、18歳未満の子どもがいる母親の就業率は68.1%。
一億総活躍社会といわれるように、現在は父母ともに正社員で働いている家庭も多い状況です。
共働きの家庭からのニーズで保育園の開園時間もどんどん長くなってきており、働いている保育士の負担も多くなってきているといわれています。
今日は、元保育士である私から、ぜひ皆さんに知ってほしい保育士の現状をお話します。

保育士は予想以上に過酷

保育士は子どものお世話をする仕事。
そんな夢を見て保育士資格を取得し、実際に現場で働いてみて感じたのは、他の業務の多さでした。
子どもの教育と安全管理はもちろんのこと、書類の作成、行事の企画や運営、壁面装飾や製作物の作成など、とにかく予想以上に仕事が溢れ、毎日の業務に追われてしまうことも多々ありました。
子どもたちを見送った後に必死に他の仕事を片付ける日もしばしば……。

保護者対応の難しさ

当然ではありますが、子どもだけでなく保護者の方々の個性も様々です。
個々の保護者のニーズに合った対応や支援をしていかなくてはいけません。
日頃の子ども達の様子をしっかりと保護者に伝え、信頼関係を築いていくのはなかなか大変なことです。
そこが子どもの教育等にかかわる保育士にとって、やりがいでもありますが苦労でもあるのです。

保育士による改善希望状況

厚生労働省「東京都保育実態調査報告書(平成26年3月)」によると保育士による改善希望の状況は以下の通りとなっています。

第1位 給料、賞与の改善

平成29年度賃金構造基本統計調査によると保育士の現金給与額は月229,900円。
特別給与は年662,500円。
年間給与額はなんと3,421,000円……。
決して高額とは言えず、さらに一般の企業に比べて低く、サービス残業も多いのが現状です。

第2位 職員数の増員

待機児童が多く、保育所を新設する取り組みが進んでいる一方で、保育士数が足りず、各園規定人数ぎりぎりで運営・保育を行っていることも多く問題となっています。

第3位 事務、雑務の軽減

保育中に仕事を進めることはできず、お昼寝中の時間は日誌や連絡帳など記入があったり、事務作業を進めたりと、休憩時間も殆どなく休む暇がありません。また、仕事が終わらず保育終了後も仕事をしたりと残業続きになってしまうことも本当に多いのです。

前述の通り、私もかつて保育士として働いていました。
子ども達と過ごす日々はとても楽しく充実していましたが、思っていた以上の仕事量とサービス残業も多さに閉口していました。
いかに効率よく作業をしていくかを常に考えながら勤務をしなくては残業が増えるばかり。
また、保護者と子どもの様子を共有し合い、信頼関係を築きながら伝えるべきことは伝えていくなど、できる限りの対応はしてきましたが本当に悩むことも多々ありました。
社会的に保育士の確保が重要になってくるなか、「有休がしっかり取れる」「週休2日制」など、安定した仕事環境をしっかりと確保することで、保育士のプライベートも充実し、離職率も軽減してくるのではないでしょうか。

小林あや

小林あや株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

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