ファミリープラン（家族計画）って？

あなたは将来パートナーとの間に子どもがほしいですか？
もしほしいのであれば、何人ほしいですか？

こうしたことは、結婚の有無にかかわらず、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
一億総活躍社会といわれるなか、共働きを選ぶ夫婦も少なくはありません。
もし共働きを望むのであれば、仕事と育児の両立を考えたしっかりとしたファミリープラン（家族計画）をたてることが大切です。

今のあなたの思いを知ろう

ファミリープラン（家族計画）とは、「パートナーと望む時期に望むだけのこどもを産み育てていけるよう、話し合って妊娠・出産・育児をすること」をいいます。
ファミリープランを考える前に、まずは「今の」あなたの思いを知ることから始めてみましょう。
以下にチェック項目に対してまずは考えてみましょう。

◎チェックポイント

□　何人産む？　今のあなたの健康状態は？
□　こどもは何歳の時に、どれくらいの間隔で出産する？
□　子育てに対して協力者はいる？
□　子育てをするにあたって経済面はどう？
□　保育園には何歳から入れる？
□　子供が高校・大学・成人になった時、あなたは何歳？
□　妊娠を望まない時はある？パートナーは避妊について理解している？

女性の体の変化を知ろう

女性の体は女性ホルモンの影響によって変化します。
また、その他年齢や生活習慣・環境によっても変化します。
これから子どもを考えている方の多くは「性成熟期」にあたります。
この時期は、心身ともに成熟期に入り就職・結婚・出産など、人生のなかでも充実した時期です。
まさに、自分でライフプランを立てるのに向いている時期と言えます。

子供を望むとき、まず大事なことは、あなた自身の月経周期を知ることです。
周期的におとずれる月経は、女性の健康を知るバロメーターです。
月経周期には個人差がありますが、一般的には25～38日の間で、その変動は6日以内、また月経が続く日数は3～7日です。

あなたの基礎体温を知ろう

月経周期の管理等でよく聞く「基礎体温」。
もしかしたら、すでにつけている人もいるかもしれませんね。
女性のからだにはバイオリズムがあります。
毎朝体温を測り記録することで、そのリズムを知り、妊娠しやすい時期と妊娠しにくい時期などを知る方法です。
（※避妊法としては不確実なため、避妊時は単独で使用せず他の方法と併用しましょう）

以下では、正しい図り方をご紹介します。

◎基礎体温の測り方

①婦人用電子体温計を準備する。（1,500円ほどで購入できます）
②朝目が覚めたら、起き上がらずに婦人用電子体温計を口に加え、舌の下で測ります。
③結果が出たら、数値を確認しましょう。
④数値を基礎体温表に記入しましょう。
（基礎体温表はインターネット等でダウンロードできます）

女性の基礎体温は、月経後低温が続き、排卵と共に高温に近くなっていきます。
妊娠した場合は高温が4日以上続区と言われています。
最後に注意していただきたいのは、基礎体温や月経周期にかかわらず、いつどんな状態でも妊娠する可能性があるということです。
特に「月経中は妊娠しない」というのは大きな間違いです！
他の避妊方法（コンドーム、経口避妊薬、子宮内避妊具など）も含めて考えましょう。

あなたの心が豊かで、健康的な人生が送れるよう、パートナーとあなたの理想的なファミリープランを今一度考えてみてはいかがでしょうか。