妊娠中の女性の自動車運転について

運転

先日、ご主人の転勤について行って地方で就職した友人に話を聞く機会があり、
車通勤になった・・・という話題になりました。

首都圏では電車通勤が主ですが、地方では車通勤の方も多いですね。
また、通勤以外でも車を使って運転をする仕事も多く、
日常的に運転をする女性の方もどんどん増えているかと思います。

妊婦の自転車運転

そんな女性の方に、知っておいて欲しい研究結果が発表されています。

妊娠中期の自動車運転で重大事故のリスクが妊娠前より40%上昇
(カナダ,オンタリオ州の縦断研究 ニュースソース:MT PROより)
【概要】妊娠中期(12~24週頃)の女性による重大事故のリスクが、妊娠前に比べ42%も上昇していた。
原因は、妊娠期特有の睡眠不足や疲労感、注意力低下などが考えられる。
事故は朝の事故が最もリスクが高く、夜の事故は少なかった。
妊娠後期の運転ではこのような上昇率は見られなかった。

妊娠中期は、女性の妊娠期間の中でも最も体調が安定する時期と言われています。
それなのになぜ?と思われる方も多いのではないでしょうか?

この研究における「妊娠中期」とは、妊娠12~24週を指すとのことで、
日本で一般的に言われる妊娠中期とは異なります。

妊娠12週とは、妊娠3ヶ月に相当し、まだつわりがあったり体調も不安定な時期です。
また、妊娠5ヶ月の「安定期」と呼ばれる時期に入るまでは、
職場への報告を控えている方も多い時期になります。

運転を仕事とする女性の方だけでなく、通勤に車を利用する女性も、
妊娠がわかったらなるべく早く直属の上司に相談し、
体調次第では担当業務を一時的に変更したり、
通勤手段を変える・時差通勤を利用し時間に余裕をもって通勤できるようにする・・・などの
対策を取る必要がありますね。

自分の体と赤ちゃんは、自分自身でしか守ることが出来ません。
つわりで充分に睡眠や栄養が取れていなかったり、仕事でもミスが多発してしまう時は、
運転自体を控える努力も必要になってくるかもしれません。

また、部下に妊娠の可能性がある女性がいて、運転をしている場合は、
上司の方から積極的に話しやすい環境づくりをしてあげることも大切です。

 

中村 眞弓

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。
社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。

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