頭をぶつけたら?ケガしたら?

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とある日、少し帰りが遅なった時のこと。
一杯飲んだ帰りの方と同じ時間帯になり、電車を待っていると・・・・

「ゴンっ」という音とともに、「キャーっ」という声が聞こえてきた。
声のする方を見てみると、男性が額から血を流しながら起き上がろうとしているところだった。
時間も時間だったため、ご本人はお酒も召されているようであった。

このエピソードから、今日は意外に多い、頭部外傷のお話である。

今回、私が見たケースのように、これからお花見シーズンだったり、歓送迎会のシーズン。
お酒とともに楽しく過ごして、ほろ酔いで帰宅の途へ。。。。。という機会も増えることだろう。

そういった時、意外に多いのが、転んで・・・・、どこかに頭をぶつけて・・・・、といった頭部外傷。
お酒を飲んだ後などは、血流も盛んになっていますので、なおのこと出血も見られやすいかもしれない。
頭から血が流れていたら、さぞびっくりすることかと思う。
が、慌てず、次のような対処・観察をするようにしよう。

頭部の出血

おでこ(額)をぶつけてしまうことは、結構多いのではないだろうか。
おでこをぶつけると、すごく腫れてしまい大きなたんこぶができてしまった、
なんて経験を、多くの方がしているのではないだろうか。
また、おでこをケガしてしまうと、大きなケガのように流血がみられることが多い。

頭(おでこ)から流血しているのを見たらびっくりする。
でも、まずは落ち着きましょう。

1.まずは止血。
おでこは特に毛細血管が多く、少しの打撲や小さな傷でもたくさんの出血に見える。
慌てず、まずは、清潔なガーゼやハンカチで(軽く)圧迫止血する。

※しばらく圧迫しても出血が止まらなかったり、パックリと大きかったり、深い傷の場合は、病院で処置が必要な場合もある。

2.必要に応じて冷やす。
たんこぶも、主に内出血が起きている状態。
冷たく濡らしたタオルなどで冷やす。

3.傷に応じてガーゼや絆創膏で保護。
さほど大きな傷でなければ、保護をする必要はないが、必要に応じて傷口からばい菌が入って感染を起こさないように保護する。

【注意事項!!】
重要なのは、頭ぶつけたりケガをした場合、表面に見えている出血やたんこぶなどの症状以外も注意が必要である。
・(ぶつけた直後)意識が一瞬でも飛んだ(なくなった)、覚えていない
・嘔気・嘔吐がある
・顔色が悪い(真っ青など)
・激しい痛みがある
・体のどこかがしびれたり、動かないところがある

このような症状がないか、注意して観察が必要である。
その時だけではなく、少なくとも1~2日はこのような症状が見られないか?出てこないか?
注意が必要な時期であると心に留めておきたい。

※このような症状は、頭の中の「脳」に障害を受けた時に見られるものである。
※その時は何の症状が見られなくても、後から出てくることもある。
※上記のしょうな症状が見られたら、すぐに受診、または意識がないなどの場合は救急車要請が必要なケースもあるということを覚えておこう。

何はともあれ、こういったケガが起こらないことが一番。
ほろ酔いでお花見や春風も気持ちがいいものだが・・・・
お酒が入った状態では、足元に注意が必要である。

※また、上記のような頭部外傷・打撲時の対応は、暖かくなりお出かけの機会が増えるこれからの季節、レジャーの場面でも共通している。
(大人だけではなく、子供でもほとんど同じである)

西岡 まゆみ

西岡 まゆみ株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

自分も働く労働者の一人として、皆様の立場に立った視点を持つことも忘れずに情報発信していければと思っています。

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