嗄れ声に潜む病気

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最近ニュースで話題になりましたが、音楽プロデューサーで歌手のつんく♂さんが、喉頭がんであることを発表しました。
つんく♂さんが喉頭がんに気付いたきっかけは、嗄れ声(嗄声=させい)、つまり声のかすれであったとのこと。

声がかすれて出なくなる症状は、それほど珍しいものではありません。
しかし、今回のように、重要な病気が隠れている場合もあります。

嗄れ声の原因となる病気

1.急性咽頭炎

例)

・カラオケやスポーツ観戦などの後の一時的な嗄れ声

・風邪の時の一時的な嗄れ声

風邪や声の出しすぎが原因で、一時的に声帯に炎症が起こっているケースで、誰しも一度は経験があると思います。
この場合は、数日間なるべく声を出さずに、喉の安静を保つことで自然に回復していくのが特徴です。

2.声帯ポリープや声帯結節

歌手や教壇に立つ職業など、声をよく出す職業の人に多くみられます。
声帯の炎症が慢性化し、声帯に良性のこぶ(ポリープ)や結節が出来てしまいます。

喉を休ませることで自然に消える場合もありますが、消炎剤やステロイドの吸入などの治療を行ったり、それでも無くならない場合は手術で切除をする場合もあります。
※声帯ポリープは通常良性ですが、稀に悪性(がん)であることもあるため、切除したポリープを顕微鏡で検査して調べます。

3.咽頭がん
嗄れ声が2週間以上治らない場合、最も注意しなければならないのが喉頭がんです。
喉頭がんは、喫煙や、声帯の酷使が原因で起こるとされており10:1で男性に多いのが特徴です。
特に喉頭がんと診断される人の9割が喫煙習慣があることがわかっています。

喉頭がんは、比較的早い段階で「嗄声」の症状が出るため、早期発見・早期治療が可能ながんです。

4.反回神経麻痺
食道がんや甲状腺がんが広がり、食道を動かす反回神経に麻痺が起こり、声帯が動かなくなります。

嗄れ声の治療・検査ができる診療科

嗄れ声が治らず、検査・治療をしてもらうためには、耳鼻咽喉科を受診する必要があります。

ヘビースモーカーや声を酷使する職業の人の嗄声がなかなか治らない場合<は、
放置せず、必ず耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう!!

中村 眞弓

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。
社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。

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