ストレスって結局、なに?

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こんにちは、産業カウンセラーの田野です。
前回は「産業カウンセラー」という資格がなんであるかについてご紹介させていただきました。

突然ですが皆さんは「ストレス」についてどの程度まで理解されていますでしょうか?

ストレスの正しい知識を身につけることによって、自身の「メンタルヘルスケア」もより効率よく行うこともできます。
今回は、ストレスのメカニズムを一緒に学んでいきましょう。

ストレスのメカニズム

個人にとって負担になるような出来事や、周囲からの要請をストレッサーといいます。
そしてストレッサーによって引き起こされる心理的反応、身体的反応、行動面の反応をストレス反応といいます。

主なストレス反応例

  •  心理的反応:不安、緊張、怒り、興奮、無気力 など
  •  身体面の反応:動機、冷や汗、胃痛、下痢 など
  •  行動面の反応:回避、逃避、遅刻、欠勤、口論 など

職場環境でみられるストレス要因

職場にみられるストレス要因としては、主に下記が考えられます。

  1.  仕事の質・量の変化(仕事内容の変化、長時間労働)
  2.  役割・地位の変化(昇進、降格)
  3.  仕事上の失敗・過重な責任の発生(損害、ペナルティー)
  4.  事故や災害の発生(自分や周囲のケガ、労災)
  5.  対人関係の問題(いじめ、ハラスメント)

また、近年ではこの職場でのストレス要因が原因で、メンタル不調に陥る人も増加傾向にあります。

ストレスによる健康障害のメカニズム

先ほどご紹介したストレッサーに直面すると、人の体内ではアドレナリンが生産され、血圧や心拍数が増加します。
これによって大脳皮質では経験や記憶にもとづいて認知され、困難と感じたり苦痛と思えたりすることになります。
感情が起こることによって、生命維持機構である自律神経系、内分泌系、免疫系にまで影響が及び、高血圧や過敏性腸症候群、心筋梗塞、気管支炎等の身体的疾患へと症状が現れることもあります。

このように、感情と自律神経、身体的変化は、密接に関係していることがわかります。

感情と身体的変化の例

  •  怒りや不安を感じたとき:動悸がする
  •  抑うつ状態のとき:食欲がなくなる

人によって何がストレッサーとなるか、あるいは身体的疾患となるかどうかは個人差があります。
ストレスだ!と決めつけるのではなく、皆がストレスについてしっかりと理解をすることが、職場の「メンタルヘルスケア」を行う上で大切になるのではないかと思います。

田野 優人

田野 優人株式会社ドクタートラスト 産業保健部 産業カウンセラー

投稿者プロフィール

大学時代から産業保健に興味を持ち始め、日々勉強しております。
気になる情報を、若い世代の方にも分かりやすく丁寧に発信していきます。

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