気を付けて! 海外旅行の感染症!

新年度が始まり、新入社員も入社したこの時期、私自身も忙しさに慌てふためいています。
しかし、この忙しさを乗り越えれば今月末にはゴールデンウィークです!
楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、4月8日に厚生労働省より「ゴールデンウィークにおける海外での感染症予防について」という案内が掲載されましたので、本日はそちらをご紹介させていただきます。

侮ってはいけない海外の感染症

下痢などの胃腸症状、発熱や咳、喉の痛み、もしくは皮膚の炎症などの異常といったよくある症状。
普段であれば風邪かな?と見逃してしまいがちですが、海外旅行帰国後であればそれは決して見逃してはいけない病気の可能性もあります。
また、発展途上国に渡航後4週間は感染の疑いがあるという理由から、献血も行えないことをご存知でしょうか。
感染症には潜伏期間があるものもあります。自覚がなくとも感染している可能性は十分にあるのです。
特に発展途上国へ渡航していた場合、帰国後6ヶ月は感染症の疑いがあります。医師にかかる場合には海外旅行に行った旨を必ず伝えてください。

注意すべき感染症

厚生労働省より、最新の感染症のデータが公開されました。
▶DL 【厚生労働省】海外で注意しなければいけない感染症(平成30年4月)
※クリックするとエクセルファイルが自動でダウンロードされます

また、以下のリンクから行き先に応じた注意すべき感染症や対策を調べることができます。
旅行前に一度ご確認されることをお勧めいたします。
参考:厚生労働省検疫所 FORTH(国・地域別情報)

渡航前にすること

・ 渡航先の感染症の発生状況や注意事項の確認を行う
⇒上記検疫所や外務省の海外安全ホームページで確認ができます。

・ これまでの予防接種歴を確認する
⇒国内の感染症を持ち出さない、海外の感染症を国内に持ち込まないために、国内で予防接種が推奨されているものについては予防接種必ず受けるようにしてください。

・ 予防接種が受けられる感染症については、事前に医師にワクチン接種の相談をする
参考:海外渡航のためのワクチン(厚生労働省検疫所FORTH)

・ 海外旅行登録システム「たびレジ」(外務省)を利用する
⇒登録することで、渡航先の最新の安全情報がメールで届き、緊急時には在外公館から連絡を受け取れます。
参考:たびレジ(外務省)

渡航中予防のための注意点

渡航中も以下の通り気を付けることで、感染症を予防することができます。
○食べ物○

・ 手洗いをこまめに行う
・ 生水を飲まない
・ 氷を避ける
・ サラダ、生野菜を避ける

○虫よけ○
マラリア、デング熱、ダニ熱などは虫に刺されたり咬まれたりすることでうつります。
・ 肌の露出を減らす
・ 網戸がある宿泊施設、エアコンが備わっている宿泊施設を選ぶ
・ 虫よけ剤を使用する
・ 動物に触らないようにする
・ ダニのいる草原、森林地帯を避ける

楽しい海外旅行が悪い思い出になってしまわないように、きちんと対策を行いましょう!

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大沼 泉株式会社ドクタートラスト ストレスチェック研究所

投稿者プロフィール

結婚・出産・育児といったライフイベントを乗り越えながら女性がいきいきと働くには、どんな職場環境が望ましいのか。ブラック企業から転職し、産休育休を経た経験をもとに、産業カウンセラー、そして働くママ社員の立場からさまざまな情報をお伝えしてまいります。
【保有資格】産業カウンセラー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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