3月8日は国際女性デー!

毎年3月8日は何の日か知っていますか?
答えは「国際女性デー」です。
国際女性の日とも呼ばれる記念日なのですが、祝日でもないですし、日本ではあまり馴染みはないかもしれません。

この日は女性の権利と世界平和をめざす日として、世界各国で記念行事や催しが開催されています。
※ 日本でも東京・大阪などの都市で行事が開催されるようですので気になる方は調べてみてください。

さて、今回はせっかくの国際女性デーですので女性の社会進出について書いていきたいと思います。

女性の社会進出はいつから?

女性国際デーについて調べると、きっかけは1904年3月8日にニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こし、その後、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議でドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まったようです。

1910年から始まったと考えると女性国際デーはすでに100年以上の歴史があるものなのですが、日本で女性の社会的自由・社会進出が進み始めたのは終戦後の民主化政策により、選挙権の獲得や男女の機会均等が徐々に実現してきてからです。
さらに、1950年からの朝鮮戦争による特需や高度経済成長期を経て、現代のように女性が働くことが当たり前になっていきました。

女性の社会進出のメリットとデメリット

女性の社会進出については世界各国で注目されている項目だと思いますが、もちろんメリット・デメリットが存在します。

● メリット
① 男女平等が進む
女性は男性に比べて仕事ができない、できれば家庭に……と考える人もいますが、一方で「活躍できるなら男性も女性も関係ない」という考える人が増えてきていることも事実です。
日本は欧州・北欧諸国に比べて先進国でありながら男女格差が大きいと毎年話題になりますのでこのメリットは大きいかと思います。

② 女性の生き方の幅が広がる
家庭に専念するという日本ならではの価値観を払拭し、女性が自分自身の人生にあった選択ができるというのは国力をあげるという点でも意味があります。

③ 収入が上がる
家庭としても女性の社会進出は収入面で大きなメリットになるかと思います。

● デメリット
① 晩婚化がすすむ
仕事ができなくなる出産を考えると、結婚を遅らせたいと考えてしまう女性が最近多いようです。
また、仕事に一直線になりすぎて、気がづいたら30代……。
そんな女性もいるといいます。

② 少子化がすすむ
やはり晩婚がすすむ≒少子化がすすむということです。
仕事や生活のことを考えると「そうそう何人も産めない」というのが現実のようです。

アベノミクスで加速!

上記のメリット・デメリットをふまえて、生活がよりよくなるように女性の社会進出をすすめたいところですが、「アベノミクス」中には女性の社会進出についての政策も含まれています。
2017の重点方針は、以下の3つの柱立てにより構成されています。

1. あらゆる分野における女性の活躍
2. 女性の活躍を支える安全・安心な暮らしの実現
3. 女性活躍のための基盤整備

先にも記載しましたが、日本での女性の社会進出は正直遅れているといえます。
しかし、無理に急ぐのではなく、日本の生活に最もよい環境を、日本全体で模索し推進することで、仕事も生活もより彩にあふれたものになるのではないかと思っています。

<参考>
すべての女性が輝く社会づくり(首相官邸HPより)

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中川果穂株式会社ドクタートラスト 広報

投稿者プロフィール

幸福度や労働生産性が高いと評される北欧(ノルウェー)へ留学した際、仕事に対する日本と北欧の良いところ悪いところをひしひしと感じてきました。この良いところをお伝えすべく、北欧の労働環境などに関しての情報はもちろん、身近な話題や疑問を分かりやすくお仕えできるよう日々勉強中です!
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

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