あなたの脂肪、隠れていませんか? 痩せて見える人も要注意!

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“隠れ肥満”とは?

年末年始の食べ過ぎで体重が増えていませんか?
自身の体型を把握するために、毎日体重を測っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、体重だけでは判断できないのが、“隠れ肥満”です。

“隠れ肥満”とは、その名前のとおり、体重は標準ですが、身体の中の筋肉が少なく脂肪が多い状態のことをいいます。

通常であれば、体格は下記のBMIが指標となります。

BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)²]

標準体重の場合は、BMIが18.5~25だといわれています。
しかし、BMIはあくまで身長と体重のみによる計算方法であるため、体内の筋肉と脂肪の割合まではわかりません。

同じ体重でも体型が違う?

「脂肪は軽く、筋肉は重たい」といわれますが、これは脂肪組織の密度脂肪以外の徐脂肪組織(≒筋肉+骨)の密度の違いによるためです。

脂肪組織の密度=0.9007g/cm³
脂肪以外の除脂肪組織(≒筋肉&骨)の密度=1.1g/cm³

上記の密度の違いがあるため、たとえば同じ100gでも以下のように体積に違いが出てきます。

脂肪組織の体積=100g ÷ 0.9007g ≒ 111cm³
脂肪以外の除脂肪組織(≒筋肉&骨)の体積=100g ÷ 1.1g ≒ 91cm³

つまり同じ体重50㎏の人であっても、筋肉が多い人は引き締まった体型、筋肉が少なく脂肪の多い人はたるんだ体型になります。
若いころから体重が変わっていない人でも、運動不足や無理な食事制限による筋肉量の減少を自覚している人は“隠れ肥満”の可能性があります。

 

“隠れ肥満”には要注意!

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ダイエットのために、食事制限をされる方も多いかと思いますが、運動をせずに、食事制限をすると、筋肉量が減ってしまうため、注意が必要です。

たとえば、食事制限でダイエットに成功し、通常の食事に戻した場合は、食事制限によって筋肉量が減少しています。
筋肉量が減少すると、基礎代謝が減少し、いつもどおりの食事をしていても、徐々に体重が増え、いわゆる“リバウンド”の状態に陥ります。
体重が増えると、脂肪細胞が肥大し、アディポサイトカインが異常分泌されるようになります。
アディポサイトカインの異常分泌は。筋肉のたんぱく質分解が促進されるため、さらに筋肉量の減少を招くといった悪循環に陥ります。
また、アディポサイトカインの異常分泌は、血糖値や血圧の上昇、脂質代謝異常の危険性も高まり、将来的には糖尿病や心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病を引き起こします。

リバウンドも防げる!効果的なダイエット方法は?

生活習慣病のリスクも高い“隠れ肥満”ですが、予防するためには運動を取り入れ、筋肉量をアップさせることが大切です。
筋肉量が増えると、その分基礎代謝も増加するため、リバウンドの防止にもなります。
また、体脂肪だけでなく、体内筋肉量を測定できる体組成計もありますので、定期的に測定することもおすすめです。

年末年始で体重が増えてしまった方も、自身の身体の状態を把握した上で、健康的な方法でダイエットをしましょう。

柏木 沙織

柏木 沙織株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

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