職場のいじめ・嫌がらせによるメンタル不調を防止する為の留意事項

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
80e0c1da42897d2cc5593e963506d15c_m

先週こちらで職場のいじめ・嫌がらせによるメンタル不調に関しての
記事を投稿させていただきました。

職場のいじめ・嫌がらせによるメンタル不調を防止する為に、
特に留意する事項に関してお話させていただこうと思います。

メンタル不調の防止


①ストレスをかかえる上司からのいじめ・嫌がらせやメンタルヘルス不調者へのいじめ・嫌がらせ

【問題点】
上司がメンタルヘルス不調のためにイライラしてささいなことで部下を強く叱責したり、
部下のメンタルヘルス不調による仕事の効率の低下や遅刻・突発休暇の増加を
上司が本人の資質の問題と考えて強く叱責して、結果的にいじめになるような例があります。

【対応策】
日頃から、ストレスへの気付きの機会の付与、メンタルヘルス不調の早期発見、
心の健康問題の正しい知識の付与などのための教育・研修を行いましょう。

②上司の理解不足からくるいじめ・嫌がらせ

【問題点】
昔であれば、先輩・上司による「厳しい指導」とされたような言動が、
時代の変化や、労働者の意識の変化とともにいじめ・嫌がらせとなり得ることがあります。
一方、若い労働者がいじめ・嫌がらせと感じることが、実はそうではないということもあり得ます。

【対応策】
管理監督者(上司)や部下に対する意識改革のための教育が重要になります。

③メンタルヘルス不調に伴う被害者意識の発生

【問題点】
病状によっては、①他罰的傾向があったり、②自尊心が強かったり、③拒絶に対する過敏性などがあり、
通常の職場の人間関係に適応できず、(実際にはいじめ・嫌がらせではないにも関わらず)本人が
いじめ・嫌がらせを受けたと感じることがあります。

【対応策】
このような労働者に対しては、上司、同僚など職場側としては、
①本人の状態を理解して否定的な感情を抑え、②本人の問題行動については(叱責ではなく)
指導・修正させるとともに、場合によっては③人間的な成長を促がす指導・教育が必要になります。

いじめ・嫌がらせの問題が発生する過程は単純ではなく、
その背景に様々なメンタルヘルス不調を抱えている場合があります。
いじめ・嫌がらせへの対応をより効果的に行うためにも、以上の点などに留意しつつ
メンタルヘルス対策を進めましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
宮入 孝史

宮入 孝史株式会社ドクタートラスト 産業保健部

投稿者プロフィール

健康な社員を増やすことが企業の元気につながると信じ、為になる情報を皆さんにお伝えしたいと思います。

この著者の最新の記事

関連記事

衛生管理者の必携知識

  1. youko

    健診結果は該当!法改正にともなう「要配慮個人情報」の取り扱いポイントとは

  2. 地球儀

    世界の労働時間ランキング、日本は何位?

  3. be483c01d9a06ef39c6cfe9758825ad7_l

    パワハラに該当する3つの要素を厚労省が公開

  4. b232a423bf2b83d59644746975f31298_m

    労働安全衛生の「法」「施行令」「規則」の違い

  5. 9e78a28996f81959d3bb63126d735f02_m

    受診勧奨ってどうするの?

一目置かれる健康知識

  1. 1215-suiminbusoku1221
  2. 採血中に具合が悪くなるのは、なぜ?
  3. 87c30181d5d399c9275972574c37e27b_m
  4. ec611558e191bffdafad75c4892bf617_s
  5. tabajo-675x400
  6. 0119-kahunsyou
  7. 180427_hashika
ページ上部へ戻る