復職前のリハビリって?

リワークという言葉を聞いたことがありますか?
リワークは「Re-Work」という言葉の通り、うつ病などで休職した人が、職場復帰をする前に準備を行うことを指します。
リワーク施設とは、復職のためのプログラムを通して、効率的・効果的な準備期間を提供する場です。

似たような場所として、精神科の医療機関には「デイケア」と呼ばれる日中通う場所があります。
( 高齢者が送迎付きで利用する介護施設の「デイケア」とは制度も対象者も別のものです )

デイケアとリワーク、この違いを明確に答えられる人はあまり多くないかもしれません。

ココロとカラダの準備期間

病気休職された方は、ご本人はとても大きな不安を抱えて復職に挑みます。
企業も、復職の受け入れ準備には大きな不安を抱えています。

・ 配属先の検討
・ 毎日休まずに出勤できるか
・ どれくらいの業務を任せられるか
・ 再発や再休職への不安……

昨日まで自宅療養していた人が、今日から通勤電車に乗って通勤し、1日8時間勤務を5日連続するというのは、企業にとっては想像し難いことでしょう。
ご本人は、大きな不安と共に、失敗できないというプレッシャーも抱えています。

その両者のギャップを埋めるために、“ 休職期間中にリハビリを行う ” のも一つの方法です。

間違えちゃいけない“施設”の違い

■ 精神科デイケア
精神科の医療機関やメンタルクリニックに併設されています。

自宅で生活する精神科の疾患を持つ人が、日中の活動の場として通います。
1人で自宅にいると、生活リズムが崩れたり、服薬の管理が出来ないこともあるため
人と関わりを持ち、社会性を養うために、様々なプログラム(料理、スポーツ、園芸ect……)に参加します。
就労経験のない人も多いので「働けるように」と、社会に出るプログラムに特化しているところもあります。

■ リワーク
公的な機関と、精神科の医療機関に併設されているところがあります。
こちらは「病気による休職中の人が、勤務先に戻るためのリハビリ」を目的としてます。

決まった時間に通い、書類作業やパソコン操作、プレゼンテーション、ディスカッションなど「働く感覚を取り戻す」ことを目的としています。
また、症状の振返りや疾病の学習や復帰後のプロセスを学び、再発の予防を図ります。

一見すると「精神科デイケア」「リワーク」も、同じリハビリに通う施設のようにみえますが、精神科デイケアの場合は「社会に出ていない人」が主な対象者となり、リワークは「復職予定の人」が対象であることを間違えないようにしましょう。

リワークはどこにある?

リワークは、先に述べたように「精神科の医療機関に併設されている」という場合が多いのですが、自分の通院先にはない! という場合も「主治医の紹介状」があれば、リワークだけ別の医療機関に通うこともできます。
また、リワークを目的に、医療機関を変更することも可能です。

東京都の機関としても以下のところがあります。
■ 東京障害者職業センター 上野本所 東京都台東区東上野4-27-3上野トーセイビル3F
http://www.jeed.or.jp/location/chiiki/tokyo/13_tokyo_service2.html
※ こちらではうつ病などからの復職者への支援方法や、主治医との連携の取り方など、事業主への支援についても相談が出来ます。

■ リワークセンター東京 東京都台東区元浅草3-18-10上野NSビル7F
http://www.jeed.or.jp/location/chiiki/tokyo/13_tokyorw_map.html

■ 東京障害者職業センター多摩支所 東京都立川市曙町2-38-5立川ビジネスセンタービル5F
http://www.jeed.or.jp/location/chiiki/tokyo/13_tama_map.html

社内に復職プログラムがない場合、プログラムがあったとしても人手が割けない・実績が無いなど、不安を抱える事業場では、このような機関も活用してみてはいかがでしょうか。

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