シャワー派?湯船に浸かる派? 〜夏こそ入りたい!お風呂の健康効果〜

多くの地域で梅雨明けし、本格的な夏がやってきました。
毎日うだるような暑さと大量の汗。
朝晩も気温が下がらず寝苦しい日が今後ますます続きますね。

そんな暑い毎日、外出先から帰ると肌は汗でベタベタ。
気持ち悪いからとりあえずシャワーを浴びてサッパリ…… なんて人も多いのではないでしょうか。
シャワーを浴びてベタベタの汗を流すと気分もスッキリ気持ちがいいものです。
夏はシャワーだけ!という人も結構いると思いますが、湯船に浸かるメリットは想像以上に大きいのを知っていますか?
「湯船に浸かるのがいいってよく聞くけど、暑い夏に湯船になんか浸かったら余計に汗をかいて何のためにお風呂に入ったかわかんないよ」って人にもう入らずにはいられない”湯船に浸かる5つのメリットをご紹介したいと思います。

毎日10分の入浴で得られる様々な健康効果

① 体臭を軽減する
夏は汗をかくから体臭がきつくなると思っていませんか?
実はそれ、体の汚れがきちんと落ちていないからかもしれません。

10分以上湯船に浸かるだけで汚れの8割が取れるといわれています。
お湯につかり体が温まることで、毛穴が開き、毛穴に詰まっている脂や汚れ、皮膚の表面に付着している老廃角質が柔らかくなり、ゴシゴシ擦らなくても十分キレイになるそうです。
シャワーだけでは体の表面の汚れしか洗い流すことができず、体に汚れが残ることで体臭を引き起こしているかもしれません。
(※ 汗をかきやすい首やわきの下、デリケートゾーンなどは、ボディソープを使う方がよいでしょう)

② 基礎代謝がアップする
湯船に浸かるだけで、結構な運動をしたことになるって知っていますか?
熱すぎない程度のお湯に10分浸かるだけで、40~80キロカロリー程も消費することができます。
この消費量は、ウォーキングまたはジョギング10分にも匹敵し、のんびり入浴を楽しむだけで運動並みのカロリーが消費できるなら毎日入る価値は十分にあるかも。
しかし、長風呂はお肌の保湿成分が流出し、乾燥肌や敏感肌を招くこともありますので、20分以上の入浴は注意が必要です。

③ 体の疲れを取る
湯船に浸かることで体に適度な水圧がかかります。
この水圧は、筋肉をほぐしたり血液やリンパの流れをよくしたりするマッサージ効果があります。
血行がよくなることで、体内の疲労物質がより早く排出されやすくなるため、疲れが取れ、回復が早くなるといわれています。
また、水圧がかかった血流はスピードがアップし、たくさんの血液が体中に流れ、豊富な酸素や栄養が体の隅々までしっかり届くようになります。これにより、むくみが取れやすくなります。

④ リラックスする
人の体は心地よい程度のお風呂に浸かるとホッとした気分になる人も多いのではないでしょうか。
水の中では、体重は約1/10になっているため、自分の体重にかかる重力から解放されます。
すると普段体重を支えている関節や筋肉への負担が軽減され、緊張がほぐれてリラックスすることができるのです。
更に、入浴で体温が上下することで、自律神経のバランスが整い、リラックスしやすい状態になります。

⑤ 寝つきがよくなる
私たちの体は、体温が下がる時に眠くなります。就寝の1時間ほど前に入浴することで、夏の寝苦しい夜でも眠りにつきやすくなり、夏の睡眠不足を解消しましょう。

お風呂を沸かすとコストがかかる?

夏に限らず一年中シャワーですませている人も少なくないのではないでしょうか。
特に1人暮らしの場合、節約のためにシャワーにしている、掃除するのが面倒くさいという理由でお風呂を沸かさないという人も多いようです。

お風呂の大きさやシャワーの水量、地域によっての水道代やガス代によっても異なるため一概にどちらがお得とは言えませんが、一般的な浴槽にお湯を張るのと16分シャワーした時の水量はほぼ同じとされています。
女性は特に16分くらいシャワーを浴びることはあるのではないでしょうか。
もちろんお風呂を沸かしても頭を洗う際などシャワーも使うと思いますが、今回ご紹介した健康効果を考えると、たまにはお風呂を沸かして湯船に浸かることで、体の中からサッパリしてみてはいかがでしょうか。

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小橋 凛株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

留学経験や外資系企業、大手企業での就業経験を通じて、働き方について外国と日本のギャップを目の当たりにしました。
会社の規模に関係なく、働く人を取り巻く環境を変えていかなければ、過重労働やメンタルヘルス不調が減ることはありません。
他業種での経験を活かして、元気で健康な社員づくりに努めていきます 。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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