仕事もプライベートも上手くいく! セルフエフィカシーって?

セルフエフィカシーとは

セルフエフィカシー(self-efficacy)は、心理学で用いられる言葉で、日本語では自己効力感、自己可能感などといいます。
ある行動を行う時に「できそうだ」「できるかも」と、確信している、自分にその能力があると認知している状態です。
普段のご自身はいかがでしょうか。
何かに挑戦する時に、自分の能力を信頼できているでしょうか。

セルフエフィカシーが高い人、低い人の特徴

≪セルフエフィカシーが高い人≫
* 自身に満ちていて、チャレンジする勇気がある
* 失敗をおそれず、たとえ失敗しても自信を取り戻す
* 積極的に行動する
* ストレスに強く、落ち込むことが少ない

≪セルフエフィカシーが低い人≫
* 自信がなく、チャレンジするのが怖い
* 失敗するのではないかと不安になる
* 自分にできる気がしない
* うまくいかない時に、やっぱり自分はダメだと途中であきらめる
* ストレスに弱く、落ち込みやすい

セルフエフィカシーは高められる?

セルフエフィカシーは、性格からくるものではありません。
これまでのその人の体験からつくられています。
そのため、セルフエフィカシーは今から育てることができます。
セルフエフィカシーが低いと、可能性や能力があっても、それを発揮できなくなってしまうかもしれません。
逆に、セルフエフィカシーが高まると、新しいことにチャレンジするモチベーションがあがり、困難を乗り越えやすくなるかもしれません。
目標を実現するために行動を起こすことに役立つのではないでしょうか。

セルフエフィカシーを変化させる情報源

① 成功体験
セルフエフィカシーを高めるために一番重要なのは、自分自身が何かを達成、成功する体験を積むことです。
いきなり高い目標を設定するのではなく、段階を踏んで達成できる無理のない目標を立てていくと良いでしょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、自分ができると思える範囲が少しずつ広がっていきます。

② 代理的経験
自分が行動しようとしていることを、他の人が上手に行っているのを見たり、聞いたりすることでセルフエフィカシーは高まります。
特に、自分と同じ状況で同じ目標をもっている人の成功体験や問題解決方法を学んだ時には、より効果が期待できると言われます。

③言語的説得
他者から、「あなたにはできるよ」「できる力があるよ」などと励まされたり、
褒められたりすることです。励ましてくれる人が、専門性に優れた魅力的な人であれば、さらに高い効果が得られます。
もし一人で立ち向かわなければいけない時には、自分自身で自分の成果を認め、「よく頑張った」とほめてみるのもひとつの方法です。

④生理的・感情的状態
苦手だと感じていた場面で、心理的、身体的に動揺が起こらないことで、セルフエフィカシーが強められることです。
生理的反応や、感情状態は、強さではなく、どのように受け止め、解釈するかがセルフエフィカシーを左右します。

セルフエフィカシーを高めることは、仕事やプライベートに良い影響を与えてくれるのではないでしょうか。
何かにチャレンジするにあたり、自分にはできないと思ってしまった時、思い出していただければと思います。

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