「片頭痛」と「緊張性頭痛」では対処法が違います

170425

頭痛持ちの人の中には、痛み止めを飲みながらお仕事をしている方もいるのではないでしょうか。
頭痛といっても、いくつかの種類があります。

今回は、慢性頭痛のうちの片頭痛と緊張性頭痛の説明をします。

片頭痛とは

【特徴】
片頭痛は女性に多く(特に30代が最盛期)、「発作的」に起こり、1~2時間かけて痛みが強くなります。

片頭痛とはいいますが、4割の人は頭の両側に起こります。

痛み方は「ズキンズキン」と脈打つような痛みから始まり、ひどくなると拍動感はなくなり、持続的な痛みとなります。

日常的な動作(階段の昇降など)で頭痛が増悪するという特徴もあり、マッサージや入浴などでも増悪します。

頭痛の間は吐き気を伴うことが多く、光や音にも敏感になります。
【対処法】
① 応急処置
・暗い静かな部屋で横になる
・痛い部位を冷やす(冷却枕、冷却ジェルシートなど)
・眠る
・カフェインを摂る(コーヒー、緑茶など)

② 薬物療法
日常生活に支障のないレベルであれば市販の鎮痛薬を飲みます。

コツは、ひどくなる前に早めに飲むことです。

ひどくなってから市販の鎮痛薬を飲んでも効果がないばかりか、胃に負担となるだけです。

目安として、月10回以上鎮痛薬を飲んでいる状況であれば、頭痛外来や頭痛専門のクリニックを受診しましょう。

専門医の診察で片頭痛と診断されれば、片頭痛の特効薬「トリプタン」が処方されることもあります。

以前は増悪時の頭痛に対して、薬の服用は効果がないとされていましたが、「トリプタン」は増悪時の頭痛にも効果があると言われています。

専門外来を受診するときには、自分の頭痛の症状を正確に医師に伝えることが大切です。
≪伝え方のポイント≫
・発症時期、頻度、持続時間
・痛みの種類と部位(ズキンズキンと痛む、絞めつけられる感じ、脈打つ感じなど)
・頭痛の原因として思い当たるものがあるか(ストレス、睡眠不足、生理前後など)
・日常生活への影響(仕事を休むほど、動くと痛いなど)
・頭痛以外の症状の有無(吐き気や嘔吐、光や音に敏感になる)

緊張性頭痛とは

【特徴】
頭痛の原因の7~8割を占め、中高年に多く、男女ともに発症します。

頭痛の頻度はさまざまで、起こり方もだらだらと持続します。部位は後頭部から首筋にかけてが多く、頭全体に起こることもあります。

緊張性頭痛の症状を表す表現として、「ヘルメットをかぶっているような」「はちまきをしているような」とよくいわれます。

日常生活の影響は軽度で、ふわふわしためまいや肩や首の「こり」がみられることもあります。
【原因】
・精神的ストレス:ストレスにより神経や筋肉の緊張が高まり、痛みに敏感となり、頭痛が起こります。
・身体的ストレス:悪い姿勢や首の筋肉の弱さ、高さのある枕の使用なども原因となります。
・その他:鎮痛薬の乱用による頭痛(薬物乱用頭痛)、顎関節症などです。

【対処法】
① 薬物療法
市販の頭痛薬や病院で処方される鎮痛薬は、反復性(ときどき頭痛がする)の頭痛には有用ですが、慢性(ほぼ毎日)の場合にはあまり効果は期待できません。

長期的な服用は、薬物乱用頭痛や胃腸への負担がかかることもあり、安易な服用は控えた方がよいでしょう。
② ストレスを軽減する
・姿勢を正す:姿勢に注意し、筋肉の緊張を減らす
・入浴やマッサージで緊張をほぐす
・リラックスをして精神的な余裕を持てるようにする
・適度な運動と規則正しい食生活を心がける

頭痛の種類によって対処法も異なります。日常生活に影響がでないように、早めの対処を心がけましょう。

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