ストレスが脳に及ぼす影響

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認知症、ストレス、不安、鬱…
長寿の国と言われて久しい日本ですが、身体的に寿命が延びてくる一方、うつ病や自殺者、認知症も増加傾向であることは社会的な課題となっています。
身体のみならず精神的にも健やかであるために、今日からできること、すぐに効果が期待できる方法を考えてみましょう。

ストレスに弱い「海馬」

海馬は、脳の中で記憶や空間学習能力に関わる部分です。
新しい記憶に関係しており、日常的な出来事や勉強して覚えた情報はまず海馬で整理整頓されます。
認知症の一種であるアルツハイマー病における最初の病変部位であり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病の患者にも萎縮が確認されます。

心理的ストレスを長時間受け続けることでも海馬の神経細胞が破壊され、それが萎縮を誘発します。
海馬は酸素不足や虚血状態、強いストレス状態に弱いため、心停止や脳梗塞により後遺症が出ることがあります。
一方最近では、海馬は再生能力があると考えられており、筋肉と同じように海馬の神経も運動によって発達し神経そのものが増えると言われています。

ストレスを伴わない適度な運動が、海馬の神経再生を高めると考えられています。

 ささやかな幸福感が脳に効く

ウォーキングが脳を活性化させることは多くの人が聞いたことがあるかもしれません。
私も最近、駅近の便利な場所から少し不便な場所に引っ越しをしました。

不便だなと感じることはまだ多く、雨が降っているとさすがにすがすがしい気持ちとはなりませんが、それを差し引いても、朝歩いているだけで水辺と自然を見て歩くことが本当に気持ちが良く健康的だと感じます。

そう感じることだけでも脳には良い影響と言われています。

瞑想もおススメです。

『ビジネスパーソンを強くする「瞑想」のすすめ』
コツは、静かに鼻で呼吸し、呼吸に集中することです。

認知症も和らげられる

物理的な環境により、認知症患者の凶暴性が変わることがあると学生時代学びました。

自然環境が豊かな場所であれば、日常的に散歩に出る機会に恵まれたり自然に触れることで気持ちが落ち着くためでしょうか。

その結果、海馬の萎縮を最低限に食い止めるられる可能性につながり、症状として凶暴性が少なくなるのかもしれません。
数十年後のことを考えるのは容易ではありませんが、みな同じように時間を重ねます。

人生の長さと健康寿命が同じようになるために、脳を知り、自分にあった精神のマネジメント方法を身につけましょう。

藤田 優里

藤田 優里株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

日々の病気予防を大切にしています。日常生活に取り入れやすい健康的な習慣をご紹介していきたいと思っています。

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