長時間労働を減らす各社の取り組み

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いま、長時間労働の問題がクローズアップされています。
みなさんの会社ではいかがでしょうか?
残業時間を減らしたいが、業績悪化は避けたい。どのような取組みが有効か?と、悩まれている企業も多いと思います。
いち早く取組みをしている企業の例を紹介します。

アイリスオーヤマ

【ベテランを積極採用。若手との対話を】

2009年に家電事業に本格参入。
技術者不足により、家電メーカーなどの退職者を積極的に採用した。
もう一度、モノづくりをしたいという人が多かった。
大阪に商品開発センターをつくり、生活圏の関西で働けるようにした。説明会には200人以上集まった。
毎年200人ほど採用するが、いまはその約5分の1が中途採用。
平均年齢は45歳~46歳。
60歳以上でも正社員にするという。
若手とベテランが対話しながら働く。
会社に貢献し、成果を出す社員には居心地がいいはずだ。
実力主義を徹底し、長時間働く=頑張っているという考えは通用しない環境をつくったという。

みずほフィナンシャルグループ

【男性育休100%! 文化を変える】

従来型の金融機関の人事はこれでいいのかという問題意識があった。
全員が頑張って成長しながら活躍する人事に変えないといけない。
銀行員は失敗回避型が多いが、失敗を許容することで積極的な挑戦を促す。
一人ひとりの持ち味に着目して強みを伸ばす、「個」を尊重する人事への改革を進めている。
誰でも頑張ってステップアップしていける、キャリアに即した人事を進める。
男性の意識を変える狙いで、男性に育児休業を100%とらせる。
育児がどんなものかを全員にわからせることから始め、カルチャーを変えていきたいという。

伊藤忠商事

【朝型勤務導入。生産性を高める】

働きやすい会社から働きがいのある会社へ転換を進めてきた。
生産性を上げる朝型勤務はそのひとつ。早朝勤務は深夜と同じ割増賃金を払い、朝食を無料で用意する。
午後8時以降に残業する人は以前の10分の1以下になり、残業時間も1割減った。
飲み会も原則1次会までとした。
育児など社員が抱える事情は様々で、一律の制度ではなく頑張る社員に厚く支援する。

三菱商事などにくらべ社員数は少なく収益を上げるには一人ひとりの健康が重要だ。
社員の意欲が上がれば会社の競争力が高まる。業績が上がれば給料を増やせる。そういう循環を目指す。

企業規模や事業内容により、参考にできない企業もあると思いますが、上記3社に共通して言えることは、「大きな改革」だと思います。
中途採用を積極的に行う、男性の育児休暇を100%にする、朝型勤務を導入し、深夜残業を減らす……。
いずれも「大きな改革」ですよね。
社員の労働時間に悩まれている企業は、失敗を恐れずに「大きな改革」に取組んでいただきたいと思います。

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藤原 実

藤原 実株式会社ドクタートラスト 大阪支店

投稿者プロフィール

ドクタートラストに入社後、早7年。業種規模問わず、さまざまな企業に訪問させていただいております。それらを踏まえ、アドバイスをさせていただきます! 産業保健についてより身近に感じていただけるよう、肩の力を抜いて情報をお届けします!
【保有資格】健康経営アドバイザー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】https://doctor-trust.co.jp/form/company/contact/

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