自宅のノロウイルス対策はこれで万全!

9月29日投稿 産業保健新聞画像

10月に入り、肌寒く感じる日も多くなってきましたね。

秋といえば、「食欲の秋」という方も多いのではないでしょうか。

食べ物への誘惑が増える時期、注意したいのが「ノロウイルス」です。

ノロウイルス感染は10月から要注意

ノロウイルスは、冬に感染するイメージを持つ方も多いかと思いますが、感染者が増えるのは10月~11月といわれています。

ノロウイルスの主な症状は、激しい下痢や嘔吐です。また、ノロウイルスは強い感染力を持つため、少量のウイルスでも簡単に感染してしまいます。家族など、近くに感染者がいる場合、吐物や便に含まれる微量のウイルスでも感染することがあります。

「殺菌処理」で感染予防!

ノロウイルス感染を防ぐために効果的なのは、「殺菌処理」です。菌が発生する可能性のある箇所に散布することにより、ウイルスに効果的に働きかけられるでしょう。

また、ノロウイルスは非常に強いウイルスであるため、消毒液として一般的に使用されている「70%エタノール」では効果が不十分です。

ノロウイルス感染を予防するためには、「次亜塩素酸ナトリウム」という化学物質を使用する必要があります。次亜塩素酸ナトリウムは、市販の家庭用塩素系漂白剤に5%の濃度で含まれます。

漂白剤をどの程度薄めて使用するかは、用途によって変えましょう。

①感染者が直接触れた場所や物を消毒する場合

漂白剤の濃度は0.02%にしましょう。これは、1Lの水に対して0.2mlの漂白剤を入れて作成します。

②嘔吐物・便などが直接付着した場所・物を消毒する場合

漂白剤の濃度は0.1%にしましょう。これは、500mlの水に対して10ml(ペットボトルのキャップ2杯分)の漂白剤を入れて作成します。

次亜塩素酸ナトリウムは分解しやすい化合物であるため、作成した消毒液はその都度使いきるようにしましょう。

消毒液を使用する際の注意点

また、消毒液を使用する際は、次の3つの点にも注意しましょう。

①換気を十分に行う

大量に吸い込むと気道を刺激し、激しい咳を引き起こすことがあり危険です。消毒液を使用する際は、必ず換気をしてください。

②ビニール手袋を使用する

長時間の接触により皮膚炎や湿疹を引き起こすことがあります。そのため、ビニール袋を使用し、安全に消毒液を散布しましょう。

③金属に使用した際は、直ぐに水拭きをする

次亜塩素酸ナトリウムは、金属を腐食させる作用が含まれます。

 

早めのノロウイルス対策を行いながら、食欲の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。

≪参考文献≫

厚生労働省「食中毒の原因」

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/03.html

高橋琴音

高橋琴音産業保健部 保健師

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