外出時の口腔ケア、どうしてる?

6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。

今年の標語は「健康も 楽しい食事も いい歯から」。

健康な歯を保つ「8020運動」展開中

現在、歯科保健の分野では、8020(ハチマル・ニイマル)運動が提唱・推進されています。

高齢者においても歯の喪失が10歯以下であれば食生活に大きな支障を生じないという研究に基づき、
80歳になっても自分の歯を20歯以上保とう、という運動です。

口腔ケアの習慣づけを

歯磨きしているし、痛みもないから大丈夫と思っている方、
食後の歯磨きは、毎食後にできていますか?
オフィスや出先でのランチや間食の後の歯磨きまできちんとできていますか?

携帯用歯磨きを持ち歩いて、出先でも歯磨きができれば理想的ですが、外回りの仕事の方は、なかなかそういう習慣づけは難しいと思います。

そんな時は、、、

例えば、オーラルシート
市販のオーラルシートで歯を拭くといったことなら、出先でも簡単に口腔ケアができますね。

例えば、口をすすぐ
え?それだけ?と思った方。そうです。それだけでも効果があります。
ただ、虫歯の原因となる歯垢は口をすすぐだけでは取れません。
糖分を摂取した後は、そのままにしておくよりは虫歯予防に効果的といえます。
洗口液を用いると、口臭対策にもなります。

例えば、歯磨きガム
噛むことにより唾液の分泌を促します。
キシリトールなどを含むものは、虫歯の原因となる酸を抑える働きがあります。
ただ、あくまでもサポート的な存在です。

また、甘い飲み物は、水分補給の手段ではなく「間食」と捉えて、時間を決めて摂取するようにしたほうがよいでしょう。

歯科健診を受けましょう

会社の定期健康診断は受けていても、歯科健診について意識していない方は多いと思います。
平成11年 保健福祉動向調査の概況 歯科保健の調査結果(平成15年で調査終了)によると
1年間に歯科診療所や病院の歯科で、診療を受けたことがある者は35.1%となっており、性別にみると、男性33.2%、女性36.9%と女性が多くなっています。

年齢階級別にみると55~64歳が42.1%と最多。

25~34歳は31.2%、35~40歳は33.9%と少なめです。

若い人も歯と口の健康を意識して、半年に1回、もしくは1年に1回は歯科健診を受けるようにすると、「8020」も夢ではないでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

中山 真樹株式会社ドクタートラスト 産業保健師

投稿者プロフィール

看護師として病棟勤務を経て、現在は企業様を対象に保健師業務を行っております。企業の健康管理室に出向していた経験、また、現在訪問企業で実施している業務からヒントを得て、皆様が知りたいことをお届けしたいと思います。
【保有資格】看護師、保健師、第一種衛生管理者、養護教諭一種
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 【動画あり】改正育児・介護休業法の概要と背景を専門家が解説!

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る