疲れ目のサイン、見逃してませんか?

毎日得ている情報の約9割が目からと言われるほど、目は重要なはたらきをしています。
しかし、パソコン、スマートフォンやゲームが普及して、日常生活で目を酷使する機会が増えたのではないでしょうか。
仕事で常にパソコンに向かっている人もいると思います。

今回は、疲れ目を取り上げます。

疲れ目の原因

いわゆる疲れ目というのは、目のまわりの筋肉が疲れた状態のこと。眼球が同じ位置にある状態が長時間続くと、外眼筋が筋肉疲労を起こします。
また、目のレンズである「水晶体」の厚さを調節してピントを合わせるための筋肉も、近くを見続けて負担がかかると、疲労を起こしてしまいます。
パソコン作業など、長時間同じ姿勢で画面を見ることは、長時間同じ距離で目のピントを合わせたままということになり、疲れ目の原因になります。
メガネやコンタクトレンズが合っていない人や、40~50代の人で目の調節力が落ちてきた人も、無意識に目を酷使しがちです。

疲れ目のサイン

下記のような症状は疲れ目のサインです。目の疲れは、長引く頭痛や肩こり、全身の倦怠感などにつながることもありますので、早めの対処が大切です。

*いつも見えていたものが、視力の低下やかすみで見えにくくなった
*遠くから近くのもの、または近くから遠くのものを見ようとする際にすぐにピントがきりかわらない
*涙が出にくい
*目がゴロゴロする
*目がしょぼしょぼする
*まぶたが痙攣する
*白目が充血している
*目が痛む
*目が重い

目を労わるにはこうする!

*アントシアニンやDHAなど、目に良いものを摂る
⇒アントシアニンは光の情報を電気信号に変えるときに必要なロドプシンというタンパク質の再生を助け、視力の回復に役立ちます。また、光による酸化から目を守り、目などにある細い血管を丈夫にすることで血流を良くします。

DHAは脳や網膜などの神経組織に多く存在し、学習機能や認知症の改善効果とともに、視力を改善する効果も注目されています。ビタミン群やミネラル類も目に必要な栄養素です。

*目を休める
⇒同じ作業を続けるときには1時間に10分程度、目を休ませることが理想です。目を閉じることも目を休めることになりますので、睡眠も目の休憩になります。

*目のまわりや肩・首のマッサージ
⇒目だけではなく、肩・首のこりが血行不良をもたらし、目の関連筋肉群の緊張状態を継続させ、疲労につながります。マッサージをすること、蒸しタオルで目を温めることも効果的です。

疲れ目のサインは早めに察知して、対処することをおすすめします。症状が続く場合は、病気が潜んでいる可能性もあるので、眼科を受診しましょう。

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