専属産業医と嘱託産業医、それぞれのメリット

産業医の仕事にはいくつかの契約形態がありますが、今回は、嘱託産業医と専属産業医それぞれのメリットをご紹介します。

専属産業医の場合

専属産業医は契約社員として採用されるか、顧問契約をする場合のどちらかがほとんどですが、まれに正社員雇用もあり、福利厚生はもちろんのこと、大企業ではまれに退職金が出る場合もあります。
もちろん契約社員でも福利厚生が使えるところもあります。
専属産業医を必要としている企業は大企業がほとんどです。
比較的安定した環境で仕事ができるといってよいでしょう。
また、嘱託医にくらべ、企業の衛生管理・人事担当者と日常的に連携をとりながら仕事を進められるという特徴があります。
勤務地を複数ではなく、特定の場所にしたいという医師にも向いているでしょう。
ただし、報酬に関しては、年棒1,000万前後が相場とされ、それ以上の高額な求人は少ないといわれています。

嘱託産業医の場合

一方、嘱託産業医の報酬は、訪問1回につき2時間というケースが多いので、時給換算すれば高額といえます。
短時間勤務で高額の報酬が実現できるため、兼務する医師が多いのも特徴です。
その分、嘱託産業医の求人は人気も高く、求人の情報公開をするとただちに成約するケースが少なくありません。
また、嘱託産業医の案件は、個人で探すのは難しいといわれていますので、専門機関、専門会社などで紹介を受けることも検討すべきかもしれません。

産業医を目指す方は、以上のようなポイントを考慮して、自分に合った働き方を見つけてください。

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