多忙で病院に行けない人は「薬の処方日数延長」を希望してみよう

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薬はもっと多く出せないの?

高血圧や高脂血症・糖尿病など、内服での治療を続けながら働く人も多くいますが、仕事が忙しくて通院する時間が確保できず、通院を中断してしまったという話を聞くことがあります。
通常は、30日処方、長くても60日処方のケースが多く、多忙や何度も通うのが煩わしいという理由で病院から足が遠のくケースが多いようです。
「ずっと同じ薬を飲んでいるのだから、もっと長く処方してほしい」と思う方もいることでしょう。
一体薬はどのくらいの日数まで処方することができるのでしょうか?

法律上は長期的な処方が可能

以前は処方可能な日数が決められており「原則14日分まで、症状が安定した疾患の場合、薬の種類によって30日、90日まで」と定められていました。
しかし、平成14年の診療報酬改定の際に一部の薬を除いて制限がなくなったのです。
医師の判断により、原則的には処方日数なく長期的に処方することができるようになりました。
つまり、大げさな話ですが1年分処方してもらうということも、法律上は可能なのです。

処方制限のある薬とは?

ほとんどの薬で処方日数制限がなくなりましたが、現在でも一部の薬では日数制限があります。

  •  発売から1年未満の薬:14日までと制限されています。
  •  向精神薬・睡眠導入剤・抗不安薬など:これらの薬には種類によって14日・30日・90日と処方の制限があります。副作用や薬への依存などの観点から、制限が設けられています。

その他にも、たとえば風邪薬のように短期間で治癒する病気に対する薬や、定期的に血中濃度をモニタリングする必要のある薬などは処方日数が限られています。

希望者は医師に相談を

「処方の制限がなければ半年分、1年分処方してほしい」と思う方もいるでしょうが、実際には14日〜90日のことが多いようです。
どのような薬にも副作用があり、定期的に副作用の有無(肝機能障害、腎機能障害の有無など)を確認する必要があること、生活習慣病の場合は本人の努力により改善しているケースがあること、該当疾患以外に他の疾患を合併していないか定期的に確認する必要があることなどが理由に挙げられます。

また、あまりに通院の期間が空いてしまうと受診日を忘れたり改善の意欲が低下するケースもあるため、実際には医師の判断により処方の日数が決まります。
たとえば、治療が安定するまでは2週間ごと、その後安定してきたら1ヶ月〜2ヶ月ごとというふうに処方の期間を延ばすこともありますので、安定して同じ薬を飲んでいる方は一度医師に相談してみるとよいでしょう。

 

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田中 祥子

田中 祥子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業の健康管理室で働いていた経験を様々なかたちで皆様にお届けしたいと思っています。

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