寒くなると病気になりやすい、のはなぜ?

samuitguai

コートなしではつらい時期になってきましたね。急な寒さに体調を崩す人も少なくないようです。
そもそも、寒くなると体調を崩すのはなぜなのでしょうか。
実はそこには体と免疫力にまつわる理由がありました。
今日はそこから学んでいきましょう。

知ってる? あなたを守る『免疫細胞』

実は私たちが生活している世界は、想像を絶するほど様々な菌にまみれています。
それは空気中に漂っていたり、ものに触れることで体に付着し、いずれ体内に侵入します。
つまり私たちは常に様々な菌等に侵されているということになります。
では普段はなぜ病気にならないのでしょう。

それは「免疫細胞」のおかげです。

免疫細胞とは、体に侵入してきた細菌やウィルスなどの病原体から体を守るための機能のことです。
免疫細胞には2種類あります。
「自然免疫」 生まれつき持った免疫
「獲得免疫」 生後、1度感染した病に2度かからないよう体が覚える免疫

1度かかったら2度目はかからないといわれる病気があります。
代表的なものですと、水痘、麻疹、風疹といった病気です。
これらは型が一つしかないため、1度かかれば免疫が作られ2度かかることはないといわれています。
またワクチン等予防接種とは、この獲得免疫の力を強め、病気を防ぐように作られたものです。
私たちの体は免疫細胞によって守られているのです。

やってみよう! 免疫力チェック

しかし、免疫細胞といっても、実際は私たちの体の中にある仕組み。
体自体が弱っていたり、栄養が足りていなければ、正常に機能することができない場合もあります。
そこで、以下のチェックを行ってみましょう。

免疫力チェックテスト——————————————————————-
手足が冷えることがよくある
わきの下よりお腹や二の腕の方が冷たい
平熱が36.5度以下だ
吹き出物や肌荒れが治りにくい
肩こり、首こり、頭痛がある
便秘や下痢がある
就寝時間が日によって違い7時間以下になることもある
運動不足を感じる
食生活に偏りがある
最近笑ったりすることが少ないと感じる
ストレスを感じることが多い
—————————————————————————————————

いくつチェックが付きましたか?
チェックがついた項目が多ければ多いほど、あなたの免疫力は下がってしまっている可能性があります。

寒くなると、体調を崩す2つの理由

実は免疫力と体温は、とても深い関係にあるということをご存知でしょうか?
体が冷えることで、全身の血流が悪くなり、上記の通り、肩こりや便秘といった症状を引き起こす他、免疫力も下がってしまうのです。

体温が下がることで、代謝の働きが悪くなります。
これは酵素の働きが悪くなることに起因しているのですが、それにより生命の活動に必要な動きがスムーズに行われなくなってしまいます。そのため、免疫力等が低下。病気になりやすくなってしまいます。
酵素が最も活発に動くのは、人間の体温が36.5~37℃の時です。
しかし、その体温が1℃低下してしまうと、酵素はうまく働けなくなり、通常の約30%もの免疫力が低下してしまうのです。

さらに、秋冬のこの時期は、夏に比べて乾燥しやすくなります。
乾燥は喉や鼻の粘膜がウイルスから体を守ろうとする機能を弱めるため、菌が侵入しやすくなります。

これら2つの理由から病気になりやすくなるのです。

どうしたら免疫力をあげられる?

様々な方法がありますが、簡単なものをいくつかご紹介していきましょう。

十分な睡眠をとる

これはなかなか難しい人も多いでしょう。
しかし最低7時間以上の睡眠をとることは、体のバランスを整え、疲労を回復させるとともに、免疫力を高めてくれます。たとえ眠れなくても、体を横にして目を閉じているだけでもよいので、まずはきちんと体を休めましょう。
また、その際しっかりと暖かくして眠ることも大切です。
暖かいお布団をかけて体をしっかりと包み、熱が逃げないよう工夫しましょう。

体を温める

入浴時の「湯船に入る」という行為は、免疫力を上げるのにはとても効果的です。40℃のお風呂であれば20分、42℃であれば5分、肩までしっかり湯船につけて体を温めましょう。全身の血流が良くなり冷え性対策にもなります。
また、入浴後は、なるべく重ね着したり、腹巻等で体を冷やさないように工夫することも効果があります。

階段を使う

日頃ついついエレベーターやエスカレーターを使っていませんか?
熱は筋肉で作られるので、運動不足になると、代謝や免疫力が下がってしまいます。
筋肉は7割が下半身に集中しているので、下半身の運動は体温を上げるのに効果的です。
階段を上がる時に少し大きめに足を上げたり、速歩きをしたりするのもよいでしょう。
とにかく体を動かすことを心がけましょう。

笑う

実は笑うことも免疫力とつながっています。
笑うことで自律神経(交感神経と副交感神経)を刺激し、血圧を下げ、心拍、呼吸を整えるとされています。そのうえ、脳の血流も良くするといわれているので体のバランスが整い、免疫力が上がります。
逆にストレスを感じると、ストレスを緩和しようと防衛反応として脳下垂体からアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。これらは交感神経の機能を活発にして副交感神経の機能を抑えてしまうので免疫力が下がってしまいます。

バランスの良い食事を心がける

最後に、食事です。不規則な生活の中で乱れがちな食生活を少しでも整えるよう心がけましょう。栄養に偏りがないかなど、食生活の改善を心がけましょう。

佐々木 泉

佐々木 泉株式会社ドクタートラスト 経営企画部 広報課

投稿者プロフィール

企業の健康を考えるこの会社で、
皆様が心身共に元気に過ごせる日常をサポートいたします。
少しでも、皆さんの力になれたらうれしいです。

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