衛生管理者は週1回、職場を巡視しましょう

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巡視する回数は決められている

産業医の訪問が、毎月1回の訪問を基本としている場合、衛生管理者は、産業医の訪問に合わせて、巡視をしている場合が多いのではないでしょうか。
産業医による職場の巡視は、最低でも月に1回行うことと労働安全衛生規則に定められていますから、社内の労働衛生の職務を担う衛生管理者が、そのタイミングで職場を巡視することは、理に適っているともいえます。(※注1)

また、職場巡視の直後に衛生委員会を行うことで、巡視時に見つかった要改善点について、早急な対応につなげている事業場などもあります。
その際に衛生委員会のメンバー全員で巡視を行えば、各衛生委員から職場環境に対しての直接的な意見をもらえるので、より効果的な巡視になるでしょう。

巡視、巡視、巡視……!

さて、労働安全衛生規則には「巡視」という単語が10回使われていて、関係する者は、安全管理者、衛生管理者、産業医、店社安全衛生管理者、特定元方事業者となっています。
また、労働安全衛生規則には、それぞれの者について必要な巡視の回数も定められているのです。

産業医は少なくとも月に1回というのはよく知られています。では、衛生管理者はどうでしょうか。実は、衛生管理者は少なくとも毎週1回は職場を巡視して、必要な処置を講ずる必要があるのです。
(※注2)

法令どおりに巡視しよう

産業医は、当然のことながら選任されている企業について、事業内容や社内制度、職場環境をよく知っていますが、嘱託産業医の場合では、事業場に勤務している衛生管理者に比くらべると得られる情報量は限られてしまいます。

衛生管理者としても、職場の状況は変化しますから、確認が月に1回だけというのも、心もとないといえるでしょう。
やはり法令に従った形で、毎週職場の巡視を行うことは、従業員が健康に働ける環境整備のためにも、必要なことだと思います。

今まで、月に1回の巡視のみだった衛生管理者の方は、産業医にアドバイスをもらいながら、巡視の回数を増やしてはいかがでしょうか。

脚注

※注1
労働衛生規則(産業医の定期巡視及び権限の付与)

第十五条  産業医は、少なくとも毎月一回作業場等を巡視し、作業方法又は衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに、労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講じなければならない。

※注2
労働安全衛生規則(衛生管理者の定期巡視及び権限の付与)

第十一条  衛生管理者は、少なくとも毎週一回作業場等を巡視し、設備、作業方法又は衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに、労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講じなければならない。

溝口 茂樹

溝口 茂樹株式会社ドクタートラスト 産業保健部 部長

投稿者プロフィール

難しい法令にについて、かみ砕きながら、企業の衛生管理体制の構築のお手伝いをしていきたいと思っています。

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