「がん」は初期症状が無いもの?!

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最近、著名な芸能人の方ががんで亡くなられたり、手術をされるニュースが続いてる。
このようなニュースが続くと、ちょっとした体調不良で「もしかして、がん?!」と不安に感じることも増えるのではないだろうか。

「がん」には初期症状がない?

実は、初期にがんと気づくための自覚症状というのは、あまりない。
症状が出た頃には初期を過ぎ、すでにがんが進行しているというケースが多い。
唯一の手掛かりとなるその自覚症状も、全身倦怠感・体重減少・食欲不振というわかりにくいものであることも珍しくない。
つまり、「なんだか食欲もなくて体重が減っているし、だるいんだけど、何の病気だろう?」と受診をすると、結果的に進行した「がん」だった・・・という事態が起こり得るのだ。

色々な「がん」と症状

代表的ながんと症状を以下に挙げる。

1)体重が減る⇒胃がん・膵臓がん
2)フラフラする(貧血)⇒胃がん・大腸がん
3)便に血が混じる⇒大腸がん
4)尿に血が混じる⇒膀胱がん・腎臓がん・尿管がん
5)息苦しい、咳が続く⇒肺がん
6)白目の部分が黄色くなる(黄疸)⇒肝臓がん・胆管がん・胆のうがん・膵臓がん
7)喉が詰まったような感じがする⇒食道がん・咽頭がん
8)不正出血⇒子宮がん
9)乳房のしこりやひきつり⇒乳がん
10)めまいや頭痛、視野の欠けや視力の低下、頭重感⇒脳腫瘍
11)首やわきの下、足の付け根などの無痛の腫瘍⇒悪性リンパ腫

これらの症状が出た時には、既にがんが進行している場合も多く、残念ながら初期症状とは言い難いのが現実だ。

初期のうちに「がん」に気づくためには

では、がんを初期のうちに発見するにはどうしたらいいのだろうか?
結論としては、やはり「定期健康診断」を受ける以外に方法はない。
定期健康診断の項目にプラスして、年齢に応じたがん検診も追加できればさらに安心だろう。

また、がんの種類や年齢によっては、1年に1度の健康診断を受けていても、非常に短期間でがんが進行してしまうケースもある。
「何かおかしい」「体調が万全ではない」と感じたら、仕事の合間を縫ってでも、受診を急ぐことが大切だ。
そして1度受診をして問題がなかったから良しとせず、症状が改善しなければ、少し規模の大きい病院で再度検査を受けることも必要だろう。
初期のがんは発見されにくく、繰り返しの受診で発見されるケースも多いからだ。

特に45歳を過ぎると、少しずつがんになるリスクが高まっていく。
年齢が上がると、部下のスケジュール管理やラインケアなどの業務も増え、自分の受診は後回しにしてしまいがちだが、その年代こそ率先して健康管理に努める姿勢が大切だ。

中村 眞弓

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。
社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。

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