専属産業医の契約形態

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
s675x400

社員?外注?

1事業所に1,000名以上従業員が常時いる場合は専属産業医を選任する必要がある。
(有害業務に従事している場合は500名以上)

その際、専属産業医とはどういう契約を行えばよいのだろうか?

一般の社員と同じで良いのか、それとも何か別の形態にするべきなのか、迷われるケースがあるだろう。確かに給与面であったり、勤務日数であったりと通常の社員とは異なり特殊な点が非常に多い。

そこで、実際にあったパターンとその特徴を併せて以下にて紹介したい。

正社員

通常の社員と同じく、労働契約を結んで正社員となるパターン。

しかしながら、産業医は通常の社員と同じ給与テーブルや役職になることは少なく、また勤務日数や時間も異なる場合がほとんど。
また賞与・昇給や退職金など考慮しなければならない点も多い。

従って就業規則から外れるため、場合によっては改訂を行う必要がある。

そのため、過去に正社員専属産業医がいた場合を除き、このパターンは実は多くない。

契約社員

労働契約を結んで正社員となるパターンであるが、その内容は契約毎に定義ができる。

正社員と異なり、就業規則を大きく変えることなく産業医を迎えることができるため、契約社員として契約している会社は多い。

ただし、契約後に賞与・昇給、退職金、更新の時期等でトラブルにならないよう、あらかじめ取り決めを行っておくことが必要となる。

業務委託

雇用契約を結ぶ社員ではなく、いわゆる外注のパターン。

就業規則に全く左右されず、また健康保険・厚生年金保険料の折半等を考慮する必要がないのが特徴。

このパターンでの契約は実は少ない。
理由は産業医側が個人事業主となっていることが少ないためだ。
(個人事業主になると、オフィスや備品が経費扱いできるという大きなメリットはあるのだが、開業届を出すというハードルが高い)

専属産業医は特殊な契約

通常の入社と異なり、専属産業医の場合は特殊な形態となるであろう。
そのため、イレギュラーケースを考慮しつつ人事は契約を行う必要がある。

また産業医からしてみると、いわゆる「転職」というケースが多い。
慎重になるのは当然であるため、事前に企業・産業医ともに合意の上で契約を行うことが重要である。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
杉井 将紘

杉井 将紘株式会社ドクタートラスト 経営企画部 部長

投稿者プロフィール

健康管理に関する疑問・ご質問お気軽にお問い合わせください。お役に立てるよう、誠心誠意対応させて頂きます。

この著者の最新の記事

関連記事

衛生管理者の必携知識

  1. ^74012A7598DCDC887C5D3D020B5C908C223AA77E179840BFE6^pimgpsh_fullsize_distr

    衛生管理者は週1回、職場を巡視しましょう

  2. 8cb159d53012efd6772c67826ecb7d56_m

    労働基準監督署からの指導を無視したらどうなるのか?

  3. o0750105012406792094-731x1024

    業務委託契約の安全配慮義務

  4. a0001_013731

    定期健康診断結果報告書 記入にあたっての注意事項

  5. o0608078912336121496

    育児休暇中の従業員の健康診断

一目置かれる健康知識

  1. kusuri
  2. ec611558e191bffdafad75c4892bf617_s
  3. jiritu
  4. 87c30181d5d399c9275972574c37e27b_m
  5. tabajo-675x400
  6. 180427_hashika
  7. 採血中に具合が悪くなるのは、なぜ?
ページ上部へ戻る