化学物質のリスク評価に係る企画検討会報告書

ブログ写真150908

施行令別表第9に係る報告書

9月1日に『平成27年度化学物質のリスク評価に係る企画検討会報告書』が公表された。

(下記URLより報告書全文をご覧いただけます)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000095601.pdf

平成27年3月19日から数回開催された検討会だが、
この報告書では、24物質について、
労働安全衛生法施行令別表第9に新たに追加することが妥当
とされている。

今回は38の化学物質について当該別表への追加の必要性を検討していたが、
現時点では24物質にとどまったかたちだ。

しかし、その他の物質についてすべてを見送ったわけではない。
12物質については継続して検討を行い、2物質についての追加を見送ることが妥当とされている。化学物質の数は約6万といわれており、検討がつきることはないだろう。

また、厚生労働省では今回の報告を受けて、
法令改正の検討などの必要な準備をすすめていくとしていることからも、
今回の提言にあがった24物質については、
施行令別表第9に追加される可能性が非常に高いといえる。

追加されるとどうなるのか

平成26年に公布された改正労働安全衛生法により、施行令別表第9に掲げる化学物質については、
譲渡・提供時の容器又は包装に一定の情報を表示すべきこと及びリスクアセスメントを行うことが、
平成28年6月1日から義務付けられることになっている。

追加が提言された化学物質は下記のとおりとなっている。
事業場で使用している場合、
今後リスクアセスメント等の対象となる可能性が高いことを念頭においておくことが、
不可欠といえよう。

・ 1-ブロモプロパン
・ 3-ブロモ-1-プロペン
・ ブテン(全異性体)
・ テトラヒドロメチル無水フタル酸
・ エチレングリコールモノブチルエーテルアセタート
・ ジエチレングリコールモノブチルエーテル
・ プロペン
・ ヘキサフルオロプロペン
・ プロピオンアルデヒド
・ アセチルアセトン
・ ペルフルオロオクタン酸
・ N,N-ジエチルヒドロキシルアミン
・ ジメチル=2,2,2-トリクロロ-1-ヒドロキシエチルホスホナート
・ 亜硝酸イソブチル
・ O-3-クロロ-4-メチルクマリン-7-イル O,O-ジエチルホスホロチオアート
・ アルミニウム(金属)
・ ヘキサフルオロアルミン酸三ナトリウム
・ 三弗化アルミニウム

溝口 茂樹

溝口 茂樹株式会社ドクタートラスト 産業保健部 部長

投稿者プロフィール

難しい法令にについて、かみ砕きながら、企業の衛生管理体制の構築のお手伝いをしていきたいと思っています。

この著者の最新の記事

関連記事

衛生管理者の必携知識

  1. sasimi

    オフィスの防災対策、合言葉は「あえてさしみ」!

  2. youko

    健診結果は該当!法改定にともなう「要配慮個人情報」の取り扱いポイントとは

  3. rousai

    業務委託契約でも労災は適用される?

  4. 001-675x400

    脱マンネリ化!衛生委員会テーマ資料・メールマガジンについて

  5. shika

    「歯科健診」は企業の安全配慮義務に含まれるか

一目置かれる健康知識

  1. 1027-%e9%87%91%e5%9f%8e%e3%81%95%e3%82%93%e4%be%9d%e9%a0%bc
  2. 180427_hashika
  3. kahun
  4. kusuri
  5. 採血中に具合が悪くなるのは、なぜ?
  6. mashin
  7. 0119-kahunsyou
ページ上部へ戻る