炭酸飲料、飲み過ぎていませんか?

炭酸

暑い夏。通勤や外回りなどで汗をかくことも増えてきた。
オフィスや帰宅後の楽しみはキンキンに冷やしたシュワっとした炭酸飲料!という方も多いだろう。
しかし、甘い炭酸飲料には、想像しているよりも大きな害があることはご存知だろうか。

冷たさは甘味を麻痺させる?!

炭酸が抜けたあとの炭酸飲料を飲むと、甘すぎて、とても飲めたものではない。
ここに炭酸飲料の怖さがある。
炭酸は、その刺激で甘味を感じさせないようにする働きを持つ。
更に冷蔵庫でよく冷やされた炭酸飲料は、より甘みを感じにくい。
つまり、冷えた炭酸飲料には、想像しているよりもずっと多くの砂糖が入っているということだ。
飲み物の種類によって差はあるものの、500mlのペットボトルに角砂糖10~15個分ほどの砂糖が入っている飲みものもある。
同じ量の砂糖を水に溶くと、甘くてとても飲めたものではない。それくらい多くの量の砂糖が使われているのだ。

炭酸飲料は、喫煙と同じくらい体に悪い

砂糖が大量に入った炭酸飲料は、身体に様々な悪影響を及ぼすことが知られてきている。
代表的なのは肥満や糖尿病だ。
さらに衝撃的なのは、大量の砂糖が、細胞の老化を促進するという研究があるということだ。その影響は、なんと「喫煙と同程度」とも言われている。
「たばこを吸うなんて体に悪い!」と言っている横で炭酸飲料をグビグビ飲む人は、喫煙と同じように体の中の大切な細胞を傷つけているということになるのだ。
更に、炭酸飲料は脳卒中や心臓病、うつ病にかかるリスクも高める。
男性に比べ、女性は炭酸飲料で病気になるリスクが高いという報告もあるため、ワーキングウーマンは注意が必要だ。

カロリーゼロでも、安心できない理由

人工甘味料が入った炭酸飲料は、カロリーそのものは少ないが、甘味に対する欲求を更に増すという悪影響がある。
つまり、カロリーゼロだから!と甘い炭酸飲料を飲み続けると、飲み物以外で知らず知らずのうちに甘いものを求めてしまう・・・ということだ。
また、人工甘味料を長期的に摂取した場合の体への影響は、実はまだはっきりとした結論が出ていない。
マウスによる研究では、人工甘味料が腸内細菌を乱し、糖尿病を誘発するという研究結果も発表されている。
時々飲む分には構わないが、毎日多量に摂取するのは考え物だ。

爽快感を求めるなら、炭酸水を飲もう!

とはいえ、気温が高くなると、「冷たいシュワッ」を求めたくなるのも仕方ない。
そのような場合は、できれば炭酸水(レモンなど柑橘系で風味づけしたもの)を飲むようにしたい。

ノーカロリーの炭酸水は、実はビジネスマンにとってもメリットの多い飲み物だ。
まず、炭酸が胃を刺激し、消化を助けてくれる。
更に炭酸には疲労回復効果もあるため、これからの暑い夏、夏バテ予防に効果がある。

これからの季節、上手に炭酸飲料を取り入れ、暑い夏を乗り切って頂きたい。

中村 眞弓

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。
社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。

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