「常時雇用される労働者」とは?

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派遣社員やアルバイト、パートについて

「常時雇用される労働者50人以上」の中には、派遣社員やアルバイト、パートを
含めなければいけません。

通常の常態で、実際に働いている労働者の数(単純に人数)をカウントし、
繁忙期や閑散期ではない常態時で、正社員、契約社員、派遣社員、
アルバイト・パートなど、事業場で働いている人すべてが含まれます。

また、勤務時間は考慮してはいけません。
半日だけ勤務するパートの人数を0.5人などのような計算するのではなく、
半日だけでも、3時間だけでも、1人は1人としてカウントしなければいけません。

なお、派遣社員については、派遣元・派遣先の双方で常時雇用労働者としてカウントしなければいけません。

<参考>通達
※ 昭和47年9月18日 基発第602号 抜粋
「常時当該各号に掲げる数以上の労働者を使用する」とは、日雇労働者、パートタイマー等の臨時的労働者の数を含めて、常態として使用する労働者の数が本条各号に掲げる数以上であることをいうものである。

※ 昭和61年6月6日 基発第333号 抜粋
※ 昭和63年10月1日 基発第652号 抜粋
派遣中の労働者に関しての総括安全衛生管理者、衛生管理者、安全衛生推進者等および産業医の選任の義務並びに衛生委員会の設置の義務は、派遣先事業者および派遣元事業者の双方に課せられているが、当該事業場の規模の算定に当たっては、派遣先の事業場および派遣元の事業場の双方について、それぞれ派遣中の労働者の数を含めて、常時使用する労働者の数を算出するものであること。

健康診断を受けさせなければならない労働者

ちなみに、健康診断を受けさせなければならない労働者については、人数は関係なく(1名でも義務あり)、「常時使用する労働者」全員に対して実施しなければならない。
となっていますが、この場合の「常時使用する労働者」とは、次のイ.と ロ.のいずれの要件も満たす者となっています。

イ 期間の定めのない契約により使用されるものであること。(正社員など)
なお、期間の定めのある契約により使用される者の場合は、更新により1年以上使用
されることが予定されている者、及び更新により1年以上使用されている者。
(特定業務従事者健診の場合、1年以上を6か月以上と読み替。)

ロ その者の1週間の労働時間数が当該事業場において同種の業務に従事する通常の労働者の1週間の所定労働時間数の4分の3以上であること。
(「2分の1以上である者に対しても実施することが望ましい」とされている。)

50名以上超えた際の義務

常時雇用(使用)労働者が50名以上になった場合は、労働安全衛生法では、
(1)産業医の選任義務
に加えて、
(2)衛生管理者の選任
(3)衛生委員会の開催義務
健康診断の結果報告書の提出義務が発生します。
怠れば、法令違反となり、厳しい罰則が、会社と人事等の責任者個人に及びます。

産業医と衛生管理者の届け出は、所轄の労働基準監督署に選任届(様式あり)
を報告します。
また、健康診断の結果については、産業医の印鑑を押印してもらった
報告書(様式あり)を年一回、報告しなければなりません。

労働者の人数については、労基署の立ち入り検査などが実施されれば、
所得税の納付書、確定申告の事業所等明細書(別表1)などで
すぐにわかってしまいます。お気をつけ下さい!

因みに、このブログ以外に弊社ホームページ「安全衛生管理体制について」にもわかりやすく情報を記載しておりますので、ぜひご覧下さいませ。

永野いく未

永野いく未株式会社ドクタートラスト 経営企画部 課長

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