【産業医面談その④】<復職面談-メンタルヘルス編>

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メンタルヘルス疾患で長期休職をした労働者に対しては、産業医による復職面談を実施することが
推奨されています。
厚生労働省の、『(改訂)心の健康問題により休職した労働者の復職支援の手引き』にも盛り込まれています。

 

職場復帰支援の流れ

ステップ① 病気休業開始及び休業中のケア
ステップ② 主治医による職場復帰可能の判断
ステップ③ 職場復帰の可否の判断及び職場復帰支援プランの作成
ステップ④ 最終的な職場復帰の決定
ステップ⑤ 職場復帰後のフォローアップ

この復職支援の流れの中で、主に産業医が行うのは、ステップ③とステップ⑤です。

主治医による職場復帰可能の診断は、日常生活における病状の回復によって職場復帰の可能性を判断していることが多く、必ずしも職場で求められる業務遂行能力まで回復しているとは限りません。
このため、主治医の判断と職場で必要とされる業務遂行能力の有無等について、産業医等が総合的に判断し、意見を述べることが重要です。

 

復職面談とは

メンタルヘルス疾患で休職をしていた労働者が、職場復帰可能であるかの判断を行うための面談です。
産業医の意見をもとに、最終的に復職の可否は事業者が決定します。

職場復帰の可否を判断するためには、必要な情報を収集し、様々な角度から総合的に評価をすることが大切です。
●主な情報収集と評価の内容
・労働者の職場復帰に対する意志
・主治医からの情報収集(労働者の同意が必要)
・病状等の評価
・業務内容や職場環境の評価
・その他、問題点の有無

中でも、職場復帰の可否を判断する上で重要なのが、治療状況及び病状の回復状況、業務遂行能力を評価することです。
治療状況や病状の評価を行うためには、主治医から診断書の内容以外の情報収集が必要となることもあり、産業医と主治医の連携が重要です。

労働者の立場に立ちがちな主治医の診断に対し、産業医は純粋に労働者が職場に復帰し業務を遂行することが可能かを判断するため、主治医と産業医の意見が異なることもあります。

復職面談で職場復帰が可能と判断された場合には、産業医をはじめ産業保健スタッフや管理監督者、労務担当者などで協議し『職場復帰支援プラン』を作成し、労働者の職場復帰に向けて具体的な環境調整等を行っていくことになります。

 

企業の担当者様の中には、初めての復職面談で産業医に何をしてもらえば良いのか分からないという声をうかがうこともありますが、復職面談の目的をしっかりと把握し、労働者の最適な職場復帰につなげていただければと思います。

大久保 優子

大久保 優子株式会社ドクタートラスト 保健師

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