がん治療と仕事の両立、応援企業が表彰される!

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1980年頃から現在まで、がんは日本人の死因トップとなっているが
医療技術の進歩により、年々がん患者の生存率は上がっている。

しかし、職場の理解や通院等に対する配慮が不十分であるために、
治療と仕事の両立が出来ずに就労困難となり、
治療に専念するために仕事を辞めてしまう人が多くいることが問題となっている。
このような実情を受けて東京都は今年、
治療と仕事の両立に関する優良な取組みを行っている企業を表彰することを発表し、現在募集を行っている。

この事業に応募する・表彰されるメリットとは?

この事業に企業が応募した場合、下記のようなメリットがある。
・自社の強みや課題の明確化
・第三者の客観的な評価による、取組の改善点の把握
・従業員に対する、がんの治療と仕事の両立に関する意識促進

さらに審査を通過し、表彰を受けた場合、下記のようなメリットがある。
・東京都が取組や事例などをHPなどで積極的にPR
・本事業のロゴマークを使用できるため、働きやすい職場環境であることをアピールすることが出来る
・認知度が上がり、顧客や人材の確保や定着に期待ができる

また、表彰されなくとも募集条件を満たしていれば、
企業名と取組内容が東京都のHPなどで公表される。

取組内容の評価に関して

治療と仕事の両立に関する取組内容の審査では
過去5年間、がん罹患後に1年以上継続して働いている従業員が1人以上いることや、
がんをはじめとした病気の治療と仕事の両立ができる制度作りや支援体制、風土づくり等が
評価されるポイントとして挙げられる。

また、がんを患った人が継続して働き続けたことにより、
生産性の維持や向上など、企業に波及的な効果が認められることも評価の対象となる。

表彰企業の発表などに関して

この事業への応募は今週末の11月14日(金)17時までとなっており、
応募後、書面やヒアリングによる審査が行われ、
今年の12月下旬には企業担当者に結果が通知される。
そして来年の3月20日に東京都主催で開催されるシンポジウムにて
表彰式が行われるというスケジュールとなっている。
また、結果の通知から表彰式の間では取組に関する取材などが行われる予定である。

総括

がんのように治る可能性が高い病気であっても、
通院のために仕事に支障をきたすなどの理由から、退職を余儀なくされるという話をよく耳にする。
病気が完治した後に就職活動を行う際、
病気を理由に退職したということを伝えると再発のリスク等のため、
なかなか雇ってもらえないということや、
年齢がネックとなり、前職と同程度またはそれ以上の待遇の企業に就職できないといった問題もある。

このような事業を通じて、「治療と仕事の両立」の必要性や意義が普及し定着することで、
がんをはじめとした傷病を抱える従業員に対する意識が変わることを期待する。

山川 加奈子

山川 加奈子株式会社ドクタートラスト 産業保健部

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