産業医を活用しよう。ケース①産業医の訪問時間が余ってしまう

a0008_001844_m

産業医選任の義務が生じ、先生にお越しいただく事になったけれども、

「先生にどんな業務をお願いすればよいのか」「うまく活用する方法はないか」

とお悩みの企業担当者の方も多いのではないだろうか。

 

筆者自身が実際にお会いした産業医の先生のお話や、各企業での対応方法などをもとに、

参考となる情報を提供していきたいと思う。

※「産業医を活用しよう」シリーズとして連載予定

ケース① 産業医の先生の訪問時間が余ってしまう

多くの企業から相談をいただくのが、このケース。

衛生委員会への出席や、職場巡視といった、法的な義務が生じる業務以外で

産業医を活用できていない。

「せっかく先生にお越し頂いているのに…」というお悩みをよく耳にする。

特に、過重労働面談者やメンタル不調者の少ない事業場から、こういった声が上がることが多い。

対策

このような場合、私からおすすめさせて頂いているのは、「従業員との全員面談の実施」という方法だ。

残業の多い人、体調の悪い人に限らず、産業医の先生との面談を実施してもらう。

規模的に全員となると実施が難しいという企業では、部署毎、グループ毎という括りでの対応でも構わない。

 

この面談を行うことでのメリットとしては

(1) 早期発見、予防につながる

まずはこの点。本人も気づいていないような不調のサインを

専門家である産業医からの視点で、見つけ出せる可能性がある。

(2) 産業医の存在が認識される

産業医の先生がどんな人なのか。一度顔を合わせることで、その確認がとれ、

従業員の方に何か悩みが生じた際に、相談に行きやすくなるという効果がある。

実際に実施したところ、面談以降、従業員の方からの産業医面談希望が増えたという企業もあった。

また、会社としての衛生管理への取り組みも周知され、会社全体で衛生管理に関する認識が向上したという報告もあった。

 

産業医の訪問時間に相談窓口を設けているが、面談希望者が集まらない…というお悩みをお持ちなら

是非一度、会社側から面談実施のアプローチをとってみてはいかがだろうか。

宮入 孝史

宮入 孝史株式会社ドクタートラスト 産業保健部

投稿者プロフィール

健康な社員を増やすことが企業の元気につながると信じ、為になる情報を皆さんにお伝えしたいと思います。

この著者の最新の記事

関連記事

衛生管理者の必携知識

  1. ihou

    職場の救急箱未設置は違法? 職場の安全配慮義務について

  2. sasimi

    オフィスの防災対策、合言葉は「あえてさしみ」!

  3. 地球儀

    世界の労働時間ランキング、日本は何位?

  4. 杉井記事

    ストレスチェック関連の契約書に印紙は必要か?

  5. 080301

    派遣労働者の健康診断 良くある質問集

一目置かれる健康知識

  1. 採血中に具合が悪くなるのは、なぜ?
  2. jiritu
  3. ec611558e191bffdafad75c4892bf617_s
  4. 180427_hashika
  5. mashin
  6. kahun
  7. 1215-suiminbusoku1221
ページ上部へ戻る