肥満につながる食生活

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食欲の秋、今日は食生活と肥満の関係についてです。

次の3つの食生活の中で、一番肥満につながるのはどれでしょうか?
① 油っこいものを好んで食べること
② 満腹まで食べること
③ 食事のスピードが早いこと

正解の前に、まずは肥満についての説明です。

 

肥満とは

「明らかに太っている人」という意味ととらえられていることもありますが、
医学的な判断基準があります。

BMI(Body Mass Index)という肥満指数を計算し、判定します。
BMI = 体重(㎏)÷ 身長(m)²
BMIは22が標準とされており、25以上が肥満と判定されます。

日本では、欧米にくらべれば肥満の基準が厳しいです。
それは、日本人は、欧米に比べるとBMIが比較的小さくても糖尿病などにかかりやすいことがわかっているからです。

40代から60代の日本人男性では、肥満者は30%を超えています。
女性の場合は、20代以降、年齢とともに肥満の割合が高くなります。

 

肥満の健康リスク

肥満でいちばんこわいのは、命にかかわる多くの生活習慣病のもとになりやすいということです。
日本人の死因の、第二位(脳卒中)と第三位(心臓病)はどちらも動脈硬化や高血圧、脂質異常症などが大きな危険因子ですが、これらには食事や肥満が大きく関わっています。
また、糖尿病、高尿酸血症、脂肪肝なども、肥満との関わりが深い病気です。

 

身近で怖い肥満になりやすい食生活を知ることで、少しでも肥満を予防することが出来るとのではないでしょうか。

ここで、冒頭のクイズの答えの発表です。
一番肥満につながる可能性が高いのは ・・・ ③ 食事のスピードが早いこと です。

岡山大学の森田学教授と岩﨑良章准教授の共同研究グループは、食事のスピードと肥満の関連性について大学生を対象に3年間追跡調査を行いました。
その結果、早食いの習慣を持つ大学生が肥満になりやすいことを、世界で初めて明らかにしました。
この研究によると、早食いの者は早食いではない者よりも4.4倍肥満になりやすく、男性は女性よりも2.8倍肥満になりやすいことがわかりました。

以前より、早食いは健康に悪いと言われていましたが、こちらの研究は早食いと肥満との関係をより明確にした形になりました。

早い段階から、ゆっくりとよく噛んで食事をする習慣を身につけることで、将来の肥満やメタボリックシンドロームのリスクを減らすことが出来ると考えられます。

 

 

大久保 優子

大久保 優子株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

みんなが元気に働ける社会が目標です!
産業保健の魅力と大切さを伝える情報を、発信出来るように頑張ります。

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