世界トップレベルの長寿国

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また日本が長寿の記録を更新した。
先月31日、厚生労働省は、去年の日本の平均寿命が、男性も女性も過去最高を更新したと発表した。
ついに、男性の平均寿命も80年を超えた。

平成25年の平均寿命

これまでの過去最高の平均寿命は、男性=平成24年の79.94年、女性=平成21年の86.44年であったが、今回、平成25年の平均寿命は、さらに過去最高を更新した。
●男性の平均寿命・・・80.21年
●女性の平均寿命・・・86.61年
前年と比較しても、男性は 0.27 年、女性は 0.20 年上回っている。
男性においては、調査が行われるようになって初めて80年を超えたことになる。
また、男性と女性の平均寿命の差は6.40年となり、一昨年より0.07年縮まった。

世界各国との比較

世界の各国の中で見てみると、女性は2年連続で世界1位を守り、男性は、香港、アイスランド、スイスに次いで世界4位であるという。
先に世界保健機構(WHO)から発表された「世界保健統計」では、世界の平均寿命は70歳のところ、男女合わせた平均寿命でも84歳と、首位であった。
日本は、世界各国と比較しても、男女ともに長寿の国であると言える。

長寿の背景

「平均寿命」とは、0歳の平均余命のことである。
平均寿命は、すべての年齢の死亡状況を集約したものとなっており、保健福祉水準を総合的に示す指標である。
つまり、平均寿命が高いと保健福祉水準が高いと考えられる。

(厚生労働省:平成25年簡易生命表より)
「日本の平均寿命が延びたのは、性・年齢別にみた死亡状況が改善されたことによる。
これを死因別にみると、悪性新生物、心疾患(高血圧性を除く、以下同じ)、脳血管疾患及び肺炎の死亡状況の改善が大きい。」

これらから、かつての日本の保健福祉水準は今ほど高くなかったが、医療技術の発展、食生活・衛生面を含めた住環境の向上により、保健福祉水準が上昇した。
そのことにより、死因となる疾患の死亡状況が減少し、平均寿命も上がったのである。

産業保健分野で重要な課題とも言える「メタボ対策」等が功を奏するようになれば、メタボを始めとする生活習慣病の罹患率が減少し、結果、さらに平均寿命が伸びることが期待される。
その時は、健康な高齢者が増え、健康なまま長生きできる社会であってほしいものである。

西岡 まゆみ

西岡 まゆみ株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

自分も働く労働者の一人として、皆様の立場に立った視点を持つことも忘れずに情報発信していければと思っています。

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